2004 July
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今日から7月になり、早いもので前期もあと一ヶ月となりました。
今日、生化学分析学科(次年度より生命バイオ学科))1年は、定性分析実験のプレテストでした。定性分析実験は、1族から6族まで23種類ある元素を同定(同一であると見きわめること)しないとけません。プレテストは、5種類の元素が入っている未知試料を、教科書見ながら分析し、入っている元素を2時間で同定します。
  真剣に取り組む学生たち
プレテストが終わった後、学生に話を聞くと、「2時間では最後までできへん」とか、「予習をしっかりやっておけばよたっか」とか反省の言葉を良く聞きます。中には「4つの元素はちゃんと同定できた」と満足の声も聞こえます。
来週から始まる定性分析の本番のテストで、多くの学生が喜びの声を上げて欲しいものです。
written by 『ジュピター』
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3 今日は保護者懇談会の2日目。1日目は6月20日(日)に実施されました。今日は51名の出席でした。
私が対応した方のほとんどが、男子学生の保護者の方で、「家ではあまり会話もなく、学校での状況が皆目分かりません。きちんと学校で授業や実験を受けているんでしょうか?」と不安げに質問をされました。
しかし、学校で頑張っている様子をお話しすると、「いやぁホントですか?(^^)」と、大変嬉しそうな表情で安心されたご様子でした。
どの保護者の方も、大変喜んでお帰りになっていただけたようです。

written by 『すくろーす』
4 化学分析コース1年生の資格取得に対する意欲は衰えを知りません。今週も「公害防止管理者」や「危険物取扱者」の他にも「臭気判定士」や「技術士」の受験対策に関する質問がありました。それぞれ目指す資格は異なりますが、お互いに励まし合って乗り切ってくれることでしょう。
今日は本校で文部科学省認定の「ビジネス能力検定」が行われました。ビジネス能力検定とは、社会人としての素養やビジネスマナー、基礎能力等がしっかり身に付いているか客観的に把握するための資格で、大手企業でも会社の生き残りをかけて社員の研修に用いられている程なのです。1年生も就職活動に向け着実に動き始めています。

written by 『英国チャレンジャー号』
5 皆さん、道頓堀川ってご存じですね。地方の方には分かりづらいかもわかりませんが、大阪市内の繁華街のど真ん中を流れる、いわゆる「汚れている川」と言ったら一般的でしょう。阪神タイガース優勝時に飛び込んだり、はたまた、8月8日には水泳大会が開かれるなど、そんなことをしてほんとに良いのでしょうか?
「あの水の汚れ」では、やっぱりだめでしょう!という声が大半だと思うのですが、「あの水の汚れ・・」では分かりませんね。
という訳で、本校学生環境委員会が立ち上がったのです!「あの水の汚れ」を実際に分析し、そのデータを公表していくこととなりました。
今週土曜日に、道頓堀橋の上から川の水を採取し、一週間ほどかけて分析していきます。
(詳しくは→道頓堀川は泳げるか?道頓堀川の水質調査)
すでにマスコミ各社からの問い合わせもあり、教職員も気合いが入ってきました!
ぜひ学生たちの活動にご注目下さい!

written by 『かりめろ』
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今日は、学生が楽しみにしていた第2回企業見学会の日でした。1年生はそれぞれ4つの見学先に分かれ、2年生は全員が同じ見学先に出かけました。私は1年生を引率し、大阪市環境事業局の舞洲工場へ行ってきました。 説明を聞く学生たち
まず、学生が驚いたのは建物の外観でした。ごみ焼却場とは思えないほどの豪華な建物で、ウィーンの芸術家がデザインしたそうです。
工場では、普段出しているごみがどのようにして焼却されるのかを見学しました。そこでは、ごみの削減を目的として、きちんとした分別作業を行い、リサイクルできるものは回収し、また、環境を考えてしっかりとした公害対策を行っておられました。学生は真剣に説明を聞き、環境への意識、仕事への意識が高まったようです。

written by 『ぼん・ぼん太』
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今日は、学生環境委員会の日であり、その中で7月5日のかりめろ先生の日記にもあった「道頓堀川の水質調査」について打合せがありました。道頓堀川の水を採取するのは7月10日ですが、その後採取した水を培養し、変化を見ることで水質を調べますので、引き続き11日、17日と実験は続きます。 調査の流れを確認する学生たち
今日はそれらの日程で各学生が何を行うか、役割決めをしました。この水質調査に対し、学生たちは道頓堀川の水質を改善したいという気持ちや、水質調査の技術を学びたいという意志を強く持っており、真剣にメモを取りながら話を聞き、積極的に役割分担を決めていました。
この調査は、学生の知識技術の向上につながるだけでなく、現状の道頓堀川の水質をしっかり測定し、皆さんに正しい情報をお届けできると確信しており、学生のやる気と意欲からも感じられます。楽しみにしていて下さい。

written by 『とろとろ』
8 本日は、1年生の定性分析実験のテストがありました。先週は、教科書を見ながら実験を行うプレテストを行いました。
7月1日の日記にもあるように、プレテストの時にはあまりできていなかった学生もいたようです。しかし、今日のテストが終了した学生からは、「テストできた!」という声が多く聞かれ、先週とはうって変わった笑顔がとても印象的でした。先週の反省点をしっかりと復習してきたようです。
一度した失敗は繰り返さないという、向上意欲が非常に伝わってきました。学生の伸びてゆく姿を見れることは何より嬉しいものです。
written by 『ペッパー』
9 今日、応用分析化学科(次年度より資源分析化学科)1年では、定性分析実験の実技試験が行われました。学生一人一人に5種類の金属イオンを混合した未知試料を渡します。その未知試料を様々な試薬を入れ、沈殿とろ過を繰り返して、イオンを分離していき、中に入っているイオンを判定するというもの。
試薬を入れて沈殿が出てくると、学生はニヤッとします。その嬉しそうな表情につられて、こちらもニヤッとしてしまいますね。
実技試験は全部で3回ありますが、今日は第一回目。にもかかわらず、いきなり5つのイオンをすべて検出した学生がいました!これはすごいことなんです。まだ採点の途中なんですが、解答用紙をパッと見る限り、高得点の学生が連発しそうです。(^O^)

written by 『オレンジライス』
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今日は、学生の環境委員会による大阪ミナミの道頓堀川の水質調査がありました。朝からあいにくの雨でしたが、化学分析コース担当のため一緒に行けない私の祈りが通じたのか、川の水の採水時には多少小降りになったようでした。
化学分析コースの学生には、朝のCT(コミュニケーションタイム)の時間にこの調査について説明しました。昨年の阪神優勝の時には、何千人もの人が飛び込んだ川であり、今年はこの川で水泳大会が企画されているとのこともあり、「結果が分かったら教えて下さい」という学生が多かったです。結果がはっきりしたら色々な意見の交換が出来るのではないかと楽しみにしています。

written by 『じゃこてん』
現場では、不思議なことにサンプリングの時だけ雨がやむといった状況でした。関西テレビや、読売テレビなどの取材もあり、学生も気合いが入っていたようです。
夕方のニュース番組でも報道され、今回の調査の社会的意義と影響を実感しながら、これからしっかりデータを出していきたいと思います。

written by 『かりめろ』
    取材を受ける学生たち
11 今日は早朝より学生が集まり、昨日行われた学生の環境委員会による道頓堀川の水質調査の測定項目のうち、大腸菌群と一般性細菌数を調べました。大腸菌群は、糞尿による汚染の目安、一般性細菌数は病気のもとになる細菌の存在の目安となります。
総合判定は全ての結果が出てからとなりますが、菌数を数えている最中、「ゴミが一杯浮いていたし予想したとおり汚いですね。こんなところに飛び込むのは、危ないですよ。」という学生の意見が上がっていました。
written by 『じゃこてん』
12 連日、この日記にも記載されていますが、7月10日道頓堀川の水質調査のサンプリングを終えた後に学校に帰り、「大腸菌」、「一般細菌」の分析を行いました。ここで感じた事と、本日の2年生の材料分析実験で感じた事が同じだったのです☆
さて、それは何かと申しますと、2年生の実験を行う際の手際の良さに驚いたのです。「大腸菌」「一般細菌」の分析では、2年生が中心になり、1年生へ教えている姿を見て感じました。材料分析実験では、安全性を考え操作方法などをプレレポートとして提出する事を学生の課題としていることもあるのですが、始めに注意点だけを説明すると、その後はほぼ学生自ら進めていったのです。
今の1年生も、1年後にはこのようになると思うと、学生の知識を吸収する能力は非常に高いと思うと同時に、1年後が楽しみでなりませんでした。

written by 『せんぱい』
13 学生が楽しみに待っている夏休みまであと3週間を切りました。
夏休みをどのように過ごそうか考えているようですが、夏休み前の最大の山、そう『前期期末試験』があることを覚えているのでしょうか?
ちょうど今日は、期末試験の一週間前、試験の時間割が発表されました。発表された時間割を見ながら学生は、「一週間前だ!気合を入れていこう!!」とか「うわぁ!すくろーす先生のテスト2連続(涙)!頑張れねば!」とやる気のある声が聞こえてきたので安心しました。
期末試験をがんばって、よい夏休みを迎えて欲しいと思います。
written by 『ジュピター』
14 本日は、学生と卒業研究iについて打合わせを行いました。
今回の議題は、卒業研究で使用する試薬のリストアップ。かれこれ打合わせをした回数は、5回ぐらいになりますが、私は学生と「交換日記?」をしており、打ち合わせで決まった内容などをノートに記入し、お互いの意思疎通を行っています。
まだ、卒業研究を行うための準備段階の打合わせなので、ノートは落書き帳みたいな感じですが、これからしっかりと打合わせを行って、立派なノートに仕上げていきたいです。そして、学生と一緒に「社会に貢献できるような価値のある研究」を取り組んでいきたいと思っております。

written by 『ぼん・ぼん太』
15 今日は、担任をしている応用分析化学科2年(平成17年度より資源分析化学科)のLCTがありました。LCTとはロングコミュニケーションタイムの略称でホームルームのような時間です。
いつもは求人企業の紹介や就職活動対策を行っているのですが、今日のLCTでは、自治会と分化祭(本校の学園祭)の実行委員からの提案で、スポーツ大会のメンバーの選出と分化祭の出し物について話し合いを持ちました。
侃々諤々としてなかなかまとまらないかと思いきや、それぞれの代表の進行で、あっという間にスポーツ大会のメンバーも学園祭の出し物も決まっていきました。普段はわいわいと賑やかなクラスではありますが、こういう時は自分達の意見を出し合い、私がなにも口出ししなくても議事を進行できるリーダーが育っているということが改めて解りました。
学園祭の出し物はまだ内緒ですが、とある大阪名物に決まりました。分化祭の日には是非食べに来て下さいね。

written by 『ドラ一郎』
16 今日は、学生の授業実験のお話しではありません。
なんと本日、本校にTBSの「報道特集」という番組から取材があり、ディレクターとカメラマンの方が来られて、撮影が行われました。
依頼の内容は、魚の中に、ある物質が含まれているかどうかを化学的に検証してほしいというものでした。
撮影中です
結果は、今日の実験では、その物質は検出されませんでした。
取材されている方から、「では、まったく含まれていないのですね」という質問がありました。う〜ん。実はこの質問はとても難しい質問なのです。
分析化学というのは、『何が、どこに、どのような形で、どのくらい含まれているかを調べる学問』です。しかし、含まれていないことを証明するのはとても難しいことなのです。
というのも、分析しようとする物質が、ある程度含まれていないと、反応を起こさなかったり、色の変化が見られなかったりするため、ほんの少ししか含まれていない場合は、検出されないこともあるのです。
その限界は、分析化学者の涙ぐましい努力により、年々ゼロに限りなく近づいてはいるものの、ゼロである(無い)ことを証明するのは、あることを証明するよりも容易ではないのです。
今回の撮影のみでは結論が出ていませんので、放送されるかどうかは現段階では不明ですが、追加取材も含め、進展があれば、またご報告します。乞うご期待!

written by 『すくろーす』
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今日の化学分析コース1年生は、基礎化学実験で「原子吸光光度計」の取扱について学びました。この実験ではもちろん機器の扱い方を学ぶのですが、もうひとつ、調製したサンプルが適切であるかどうかを、自分がデータを見て判断するということを学びました。
サンプル調製が適切であったグループ、そうでなかったグループがありましね。適切でなかったグループは、その原因を、実験ノートに書いた手順から過ちを探し出していました。このグループは、実験ノート正確に記録するという大切さを、失敗の中から学んだようです。
written by 『じゃこてん』
今日は、先週7/10日(土)より始まった、「道頓堀川水質調査」の最終日で、BODの測定を行いました。BODとは、「生物化学的酸素消費量」のことで、河川などから採取した水を5日間一定温度の中で培養、水の中の酸素がどれだけ減っているかを測定し、水質を調べる方法です。河川水には有機物(生活排水に含まれる汚染物質など)や微生物が存在し、この有機物を微生物が分解する際に酸素を必要とします。つまり、有機物や微生物が多い河川水ほど、5日間培養することで水中の酸素量は減少するというわけです。
朝10時から、学生たちは、環境委員会長のKさんを中心に酸素量を測定しました。「自分のデータが公表され、水質の評価につながると思うと緊張します」という学生もいましたが、さすが分析化学者の卵ということもあって、手際よく測定を進めていました。
このデータによって、さらに道頓堀川の水質浄化につながり、きれいな川が戻ってくるといいなと思います。
written by 『とろとろ』
18 今日は、「一日体験入学」がありました。「一日体験入学」とは、本校に興味を持っている方が実際に来校され、本校がどんな学校なのかを自分の目で確かめていただく行事です。
一日体験入学は、大体毎月1回行われており、今回は今年に入って第4回を迎えたところですが、参加者は高校2年生から大学4年生、そして社会人まであわせて15名(付き添いでこられた方を含めると23名)とたくさんの方に来ていただきました。
前回の一日体験入学の参加者も例年以上に多く、これは、化学・バイオに関することを学びたい、企業に入って即戦力になりたいという方が、今まで以上に多くなってきている証拠だと思います。
今後も、授業や実験、就職などの指導にさらに気を引き締め、皆さんの求めているニーズにもっと応えることのできる「せんせ」にならなければと、感じた一日でした。
written by 『とろとろ』

19 化学分析コースは、原則として土曜日と日曜日のみの開講となっています。今日は海の日で祝日なのですが、次の土日は「天神祭」(日本三大祭りのひとつ)で夕方ぐらいから騒がしく、3限目で切り上げざるをえないため、今日はその代講となりました。
年に一回の事とは言え、丸三日間は、朝から夕方まで授業実験ですので学生達に疲れがでないか気になりましたが、どうも余計な心配だったようです。
1年生は滅多にない機会と捉えたようで、昨晩はほぼ全員が揃っての「お食事会」となり、お互いのことが更に分かり合えたとのこと。週末だけ地方から出てきて大阪に宿泊し通学している学生も、二泊となると動きやすいのでしょうね。「クラス」から「仲間」へ変化していっている様に感じるのは気のせいでしょうか。

written by 『英国チャレンジャー号』
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とろとろ先生が書かれている、7/18(日)の一日体験入学の出来事です。
去年、本校へ入学を考えていながらも今年4月入学されなかった方が、また来校されていました。
よくよく話を聞くと、この4月、とある医療系の専門学校に入学するも、先生たちは質問にも応じてくれず、しかも、成績の良い順に前から座席が決められているため、授業が分からない学生は必然的に置いて行かれるシステムになっている。となると、自然に退学に追い込まれる状態になり、自分も自分の友だちもすでに退学したとのことでした。
同じ専門学校の教員として、大変ショックを受けました。
いや、私以上に本人はもっとショックだったでしょう。そんな中でも、来年4月には本校へ入学する意思を固めておられました。
在学中は厳しいことも色々と言いますが、どんなことがあっても立派な技術者に育てたいという闘志が湧くとともに、あらためて教育者としての責任を感じます。

written by 『かりめろ』
22 前期期末試験も3日目。私が教えている応用分析化学科(次年度からは資源分析化学科)2年の材料分析化学の試験も今日ありました。
出題範囲は「状態図」というところ。状態図とは、2種類の元素からなる物質の配合比と保持温度から、その物質の状態(液体、固体、液体と固体の共存など)から分かるという図であり、ものづくりをする上で必須の分野です。アルコールの蒸留などにも使われます。
この図を理解するためには、中学の理科で習った「てこの関係」(天秤の法則ともいいます)を使って、計算をしなければなりません。今年の応用分析化学科2年は計算問題が好きな学生が大変多いので、平均点はかなり高いと予想していました。
予想は的中しました(^ ^)
written by 『オレンジライス』
23 本日は、テスト最終日と言うことで、3限目終了になると学生の顔が元気いっぱいの表情になっていました。テストというのは誰にとっても辛く、厳しいものだと思います。しかし、テストの結果を見た時に、「頑張って良かった」と感じる達成感は、大変大きいものだと思います。
社会人になった時に思い出し、仕事にも勉強にも頑張れば結果が出ると言う事を、忘れないでもらいたいです。
written by 『せんぱい』
24 今日、明日は、本校の近くにある大阪天満宮で日本三大祭りの一つである天神祭が行われます。今日は宵宮祭(よいみやさい)があり、本校近くを行列が賑やかに練り歩きます。そのため、今日は3限目、明日は2限目で授業が終了します。
化学分析コースの学生の中には、東京、金沢、三重、博多からといった遠方から土、日曜日だけ泊まりがけで登校する学生もいて、「今日は大阪の歴史を勉強します」といって、クラスメートと共に下校していきました。化学技術者といえども化学技術の知識だけでは困ります。様々な事を学び役立てる必要があります。それに、今日授業があった機器分析法では、日本の歴史をひもとくために活躍する機器の授業もあります。そんな時、歴史のことを知っているともっと楽しく分析ができますね。これから夏本番と言う感じですが頑張りましょう。

written by 『じゃこてん』
25 本校のある天満橋は「天神祭」一色です。朝はそれほどでもなかったのですが、時間が経つにつれ太鼓や笛の音が大きくなってきます。
今日の授業は午前中のみでしたが、学生達が帰る頃には人通りも多くなっていました。化学分析コース1年生はみな足取りも軽やかに下校していきました。
一方、2年生はそんな中でも、後期から始まる卒業研究に向けて担当の先生方と打合せに追われています。春先から準備を始め、既にアウトラインは出来上がっているのですが、念には念を入れているのです。学生達同様、私達も密度の高い卒業研究にしていきたいと思います。

written by 『英国チャレンジャー号』
26 以前からお知らせしていました、本校学生環境委員会による「道頓堀川の水質調査」の結果が、先週末に出ました。
(詳しくは→「道頓堀川は泳げるか?道頓堀川の水質調査」)
河川には、「生活環境の保全に関する環境基準」というものがあります。簡単に言うと、河川の状況を6つのレベルで量るものですが、大阪府が今から約4年を目処に達成目標としているのは、上から3つ目のランクであるB類。B類の水質の利用目的は、サケやアユの水産生物用として、また、高度の浄水操作を行った上で水道として使われるというクラスのもの。
ところが、学生の調査結果では、ほとんどB類の基準を満たしてないどころか、項目によっては最低のEすら満たしていないという結果でした。また、衛生面から見ても、大腸菌群や一般細菌も非常に多く、例えばプールで言うと、「絶対泳げない」と言えるでしょう。事実、8月8日に予定されていました、道頓堀側水泳大会も中止になったそうです。これらの調査結果は、先週金曜日夕方のニュースでも報道されました。
今、行政も、さまざまなNPOや民間団体も水質浄化に取り組んでいますが、その状況チェックは、「道頓堀川の見張り番」である本校におまかせあれ!
written by 『かりめろ』
27 今日は、分化祭(文化祭)実行委員会がありました。10月20日(土)の分化祭に向けて、毎週1回、分化祭実行委員が集まり、クラス内で決まった内容などについて話し合っています。今までの会議で「分化祭のテーマ」、「クラスの企画イベント」、「模擬店」について決定しており、今回は各クラスの模擬店、飾り付けなどで必要な予算案について話し合いました。後期からの本格的な分化祭の準備のため、分化祭実行委員の学生は今からしっかりとした計画を立てて頑張っているのです。
「頑張れ!」分化祭実行委員。
そしてみなさん、このように学生が必死で努力して実施される分化祭に一度来てください。
written by 『ぼん・ぼん太』
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本校の夏休みは、8月3日より始まります。夏休みといえば、1年生もこの時期、就職活動のための準備を本格的に開始します。そのひとつに、夏期休暇課題があります。
夏期休暇課題では、就職活動に必要となるスキルや、学業の向上に関する内容が詰まっています。今日は、その夏期休暇課題の説明をクラスで行ったのですが、学生たちは自分たちの将来のことを考え、とても真剣に説明を聞いていました。その様子から、将来のための大切な夏休みをしっかり頑張ろうというやる気が感じられました。
専門学校はたった2年間しかありません。その中でこの1年の夏休みの過ごし方が、一生を決めると言っても過言ではありません。自分の将来のためにしっかりと頑張って欲しいものです。
written by 『ジュピター』
29 今日は、担任をしている2年応用分析化学科(次年度より資源分析化学科)のLCT(ホームルームのような時間です)がありました。LCTでは夏期休暇のガイダンスを行い、休暇中の就職活動や課題についての説明を行いました。昨日のジュピター先生は1年生の夏休みの大切さについて述べておられましたが、2年生にとってもこの夏休みは天王山。運命の分かれ道です。
後期からは2年間の集大成ともいえる卒業研究が始まります。この成否は夏休み終了までにどこまで準備をし理解できるかが鍵を握っています。また就職内定をまだ勝ち取っていない学生は、就職活動に専念できる時間となります。
ところで、今日も2年生から2名の内定が出ました。正直言って私もうらやましくなる会社でした。たぶん世の中の化学系の大学生・大学院生もうらやましくなる企業でしょう。
内定を得た学生は、そんな企業の規模や内容よりも、まずは「夏休み就職活動をしなくてすむ。内定してほっとした。」という感じているようでした。正直な感想でしょうね。
written by 『ドラ一郎』
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本日は生化学分析学科(平成17年度より生命バイオ学科)2年の食品分析実験の日であり、ビデオ学習を行いました。
ビデオ学習では、食品分析実験で良く用いられる様々な分析機器について、原理や実験方法について詳しく解説したものでした。
学生達は、1年次から多くの実験で機器についてはよく使用しており、機器についての知識・技術はある程度理解しておりますが、将来企業に入社して即使用する事となる、分析化学ではなくてはならない機器であるため、自らの知識が正しいかどうか確認する意味も含め、しっかりビデオを鑑賞し、メモを取っておりました。
その姿に、社会に入ってから分析機器が即使える即戦力にならなきゃならないという責任感と、頼もしさを感じた一日でした。

written by 『とろとろ』
31 化学分析コース2年生の卒業研究は9月から始まります。遠方から登校している学生は、帰りの交通機関の時間が決まっているのですが、時間の許す限り、第一回目の卒業研究の時間に向けて準備、打ち合わせを行っています。
カニの甲羅から機能性成分を抽出しようと考えている班は、すでにサンプルのカニの甲羅を集めているとのことです。集めた甲羅の保存方法について、私も打ち合わせの中に入って、あーだこーだとみんなと意見を出ていました。
本格的な実験は9月からですが、準備から考えるとすでに実験はスタートしています。今年も結果が楽しみですね。
written by 『じゃこてん』