2004 January
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5 今日から本校では仕事始め。早速、昨年度の卒業生が訪ねてきてくれました。彼女は念願の大学3年次編入を果たし、現在は岡山県にある某国立大学理学部の3年生です。本校での経験が役に立っているそうで、もうすぐ始まる卒業研究では、やはり分析化学研究室を希望しているそうです。人気のある研究室なので心配とのことでしたが、何事にも熱心な彼女のことですからきっと大丈夫でしょう。
また、昨日は同じクラスだった女性がほぼ全員集まっての「プチ同窓会」があったそうです。ちょっと声を掛ければいつでも気軽に集まれる仲間っていいですよね。この人間関係はこれから社会人として生きていく上でも貴重な財産となります。これからもこの出会いを大切にして欲しいなぁと改めて思いました。

written by 『英国チャレンジャー号』
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読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
さて、今日は新年明けて初めての授業日でした。学生達は、久しぶりに会ったクラスメイトと各地方のお雑煮の中身についての話で盛り上がったり、地方のお土産披露会をしたりと、非常に楽しげに一日を過ごしていました。
一方、久しぶりの学校で思わず白衣を持ってくるのを忘れてきた者もおりましたが・・・(TT)(→本校では白衣を忘れた学生について白衣の貸出を行っていますのでご安心を・・・)。

何はともあれ、無連絡で欠席した学生は学生全体で、たった1名だけという結果で新年をスタートをすることができました。明日からはぼちぼちペースを取り戻せるかな?
written by 『すくろーす』
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10 化学分析コースは平日コースより二日遅れの今日からが授業の開始です。といっても、年も明け10日が過ぎ、多くは既に会社で働いている学生達ですので、休みモードからは切り替わっているようでした。
一年生にとっては就職活動と来年度へ向けての締めくくりの大切な時期であり、2年生にとっては卒業研究の発表と論文の作成という大切な時期です。
今日は卒業研究の追い込みとあって、2年生は実験に卒業研究要旨作成にと慌ただしい一日を送っていました。体調には気を付け、後少しですので頑張りましょう。
written by 『じゃこてん』
11 化学分析コースでも、卒業研究発表会の要旨原稿の締切が来週に迫ってきました。2年生は朝から要旨の下書きを各担当者に提出したり、追加のデータを取る為の実験をしたりと今日も一日忙しかったようです。
また、実験を既に終了しているグループが少し遅れているグループを手伝うなど、来月の卒業研究発表会に向けてみんな一丸となり頑張っています。皆の発表、3月中旬の卒業式が楽しみです。
1年生は重量容量分析実験がありました。重量容量分析実験も今日の「キレート滴定」が最終テーマとなります。レポート日と予備日を残していますが、1年生も年度末へ向けてラストスパートです。
written by 『英国チャレンジャー号』
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13 昨日は成人の日でしたが、本校の学生も多くが成人式を迎えました。
2年生は学校生活最後の締めくくりとして、これから残り約1ヶ月卒業実験に打ち込み、そして四月から社会人。1年生はこれから就職活動が本格化してきます。名実ともに大人の仲間入りしつつあります。
さて、今日の私は生化学分析学科2年生の卒業実験を担当しました。今週末が卒業論文の要旨提出の締切日ですので、どの実験グループも担当の先生と熱心に打ち合わせをしていましたが、議論も白熱しており、よい論文に仕上げたいという意欲の高さが伺えました。
written by 『ポリフェノール』
14 早いもので、後期の授業は来週が期末試験ですから今週と再来週の2回で終了となります。私の担当する「企業倫理学T」は、一年生対象の就職対策がメインです。残り少ない授業の中で、自分の指導してきたことが、学生が本当に理解しているかが気になります。
ということで、今日を含めた残りの授業は、すべて学生からの質問に回答するという形式で実施します。特に、この形式の授業をすると、授業時間が終わっても、またそれ以外でも、急に個人的な質問が増えますので、後には嬉しい忙しさが待っています。
今日一番多かったのが、資料請求の手紙やらメールで接触してきた興味のある企業に対し、直接接触する方法は?ということでした。
あくまで学校推薦での就職が前提ですが、練習で実施している興味ある企業へのアプローチにも熱が帯びてきて、「自分から動きたい」という人が多くなってきました。
こういう気持を早く持つこと自体が、最早内定へ一歩近づいていると言えますね!

written by 『かりめろ』
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今日は、2年生卒業研究の要旨提出の前日です。何度も何度も先生に添削されながらも、皆、頑張っています。ここへ来て初めて、自分達のやっているテーマについて深く考えている人もいるようです。
そんな中、私の受け持って指導している班の学生が、「折角ここまで頑張ってるんだから、このテーマ、是非、後輩に引き継いでほしいなあ・・・」ともらしていました。彼らのやってるテーマは、本校では初めての試み(内容については、発表まで極秘です・・・ちょっと残念ですが・・・)なのです。開始始めは、何をやっているのかすらわからない状況のなか、教員(私)と何度もディスカッションして創りあげていった研究ですから、なお愛着があるのでしょうか?
こういった風潮が、今後も続いていって欲しいと思います。
written by 『クールガイ』
16 今日はいよいよ2年生の卒業研究の要旨提出日です。
みんな今日は原稿の仕上げに必死だと思っていたのですが、資料室にいた学生達と話しをしていると、「すでに昨日提出完了してます」、との返事。彼らは卒業論文自体を作成していたのでした。
私の担当している班は、昨日まで今一歩内容が足りなかったので、今日までやり直しを指導していました。しかし彼らも午前中には要旨原稿の最終確認を済ませ、お昼休みにはやっと一仕事終わったとでもいうように、晴れやかな顔をしていました。
まだ卒業論文の提出、卒業研究発表会と大きなハードルが残っていますが、また来週から学生とともに頑張ろうと思います。

written by 『ドラ一郎』
17 化学分析コースの1年生は、定性分析実験の第二回目の実技試験がありました。
未知試料中に含まれている5種類の金属イオンを検出するのですが、5種類全問検出者が初めて出ました。「すごい」の一言です。4種類検出者も多数出てきました。次回はもっと多数の全問検出者が出るのではと期待しています。
2年生は、今日が卒業研究要旨の提出締切日でした。半年間行ってきた実験内容を第三者にわかりやすく、目的・方法・結果・結論とまとめなければなりません。化学分析コースの学生は、平日仕事をしている人が多いのでなかなか会う機会がないのですが、たがいに連絡を取り合いしっかりとまとめていました。
written by 『じゃこてん』
18 化学分析コース2年生の学生は、来月に迫った卒業研究発表会に備え、発表のアウトラインや発表原稿、OHP(オーバーヘッドプロジェクターの略)原稿の作成に余念がありません。昨日の要旨提出が無事に済みホッと一息つく間もなく、今日もみなエライ(大阪弁で凄いの意)勢いでそれぞれの課題に取り組んでいました。
今まで行ってきた卒業研究をまとめていく過程で改めて学ぶことも多く、議論の内容も当初とは比較できない程になってきました。好きなこと、興味のあることに一生懸命取り組む彼等の姿は見ていて嬉しいものです。いえ、「頼もしい」という言葉の方が適切かもわかりません。
次春に向け、一歩ずつではありますが着実に前に向かって進んでいます。
written by 『英国チャレンジャー号』
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今日は、生化学分析学科2年生の卒業実験担当日でした。残すはあと4回の実験日、ぎりぎりまで実験をしていて大丈夫かいな・・・と思っていたら、実験している班の多くは、n数(※)をたくさんとるための実験でした。(※実験は、1回だけのデータが正解であるとは言えません。たまたまそうなったのかも知れません。ですから、実験結果をより確実なものにするために、何度も同じ実験を繰り返して、真の値に近づけるのです。実験を行った回数をn数というのです。)
ニキビに化粧水がどのように効くのかを分析している私の担当班も、このn数を増やすべく、最後の最後まで実験をする予定です。
結果をお楽しみに!
written by 『すくろーす』
20 今日から後期期末試験が始まりました。今年度最後の試験です。私は今日は4科目試験監督しましたが、学生達はしっかり勉強してきたようで、皆しっかり解答していました。
本校では全教室を使い、午前中に1年生、午後に2年生の試験を行います。試験が終わったら通常授業の日と同じように清掃を行うのですが、今日は2年生が教室を最後に使用したので、1年の教室も2年の教室も2年生が清掃しました。
私が担任をしているクラスの教室の清掃を確認している時のことです。応用分析化学科2年のI君が「ここ汚いですよ〜。」と言いながら、ほとんどの人が気付かない様な所を一生懸命掃除していました。分析には埃は大敵!データを狂わす元となります。清掃がしっかり出来ることは、分析化学者として大切なことです。しっかり分析化学者の心得を理解できているなと感心しました。

written by 『とろとろ』
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22 全国的に寒さの厳しい一日でしたが、本校では後期期末試験の3日目。今日の私は、自分が担当する2年生の物理化学の試験監督をしました。
今回は1年間行ってきた授業の最後の試験でしたので、試験範囲は全範囲としました。広範囲なので、出題されるところは本当に重要なところばかり。
学生達は試験前にはお互いに勉強を教えあったり、出題予想をしたりし、試験終了後は正答について議論しあったりで、外では小雪もちらついていましたが、教室は熱気で暑いくらいでした。

written by 『ポリフェノール』
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25 今日は化学分析コース1年生の「重量容量分析実験」を担当しました。実験は前回で終わり、今回はレポート日と言って、添削した今までのレポートを一斉に返却し、担当者からそれぞれ注意事項を改めて説明した後に修正、追加し、再提出する日でした。
ひとりで沢山のレポートを修正しなければならない学生もおりましたが、何とか全員が時間内に提出しました。今回のレポートはもう一度添削して返却します。各先生方も添削で大変ですが、この繰り返しが学生にとっては大切なのです。レポートの内容も立派になってきました。(嬉)
レポート日は私が知る限り本校独自の指導方法です。お菓子のCMじゃないですが、「一粒で二度、三度美味しい」とは正にこのことですよね。
2年生は今日も卒業研究発表会に向けて発表原稿やOHPの作成に追われていました。来週の予行演習が楽しみです。

written by 『英国チャレンジャー号』
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2年生は卒業論文執筆の最終段階を向かえ、また、発表の準備に取りかかりつつあります。追実験の計画を練るために先生を捕まえて質問攻めにしている班や、いろいろな調べものをしている班、先生の赤い添削ペンで論文の草稿が真っ赤になって返ってくる班・・・いろいろですね。
そんな中、私の担当の班の一つは、フロッピーディスクで卒論を提出してきました。ファイルを開いてビックリ。何と既にもう26枚書いているのです。頑張る班には良い結果を。
私も真剣に添削せねばと身が引き締まる思いでした。

written by 『クールガイ』
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今日、生化学分析学科1年では、重量容量分析実験の実技試験が行われました。
今年の試験内容は中和滴定でした。
テキストやノートの参照なしで、約2時間内に滴定操作を9回しなければなりませんでした。さすがに1年間、分析化学の技術を学んできただけあって、その操作は正確かつスピーディー。
試験監督をしていても安心して見ていられました。
    実技試験中。真剣です!
written by 『オレンジライス』
28 今日で今年の資格取得対策講座が終了しました。
今年は3期に分けて3つまたは4つの講座がこれまで平行して行われてきましたが、学生達は自分の目標とする資格を取るために自分で希望の講座を選択し、こつこつと勉強に取り組んできました。私は危険物取扱者を担当してきました。
第3期の受講者の中には、6つある乙種危険物取扱者の資格のうちすでに5つを取得してきていて、次の2月15日にある試験で最後の6つ目にチャレンジするために受講している、とのことでした。
ぜひ合格して、全類取得して2年生に進級してもらいたいですね。
私もそんな彼らを見ていると自分も新たに資格取得にチャレンジしなくては、と思うようになりました。
written by 『ドラ一郎』
29 今年度の授業は明日で終了します。つまり、2年生にとっては本校で受ける授業は明日が最後なのです(卒研発表会や就職活動で登校する機会はまだありますが)。
しかし、ここ数日、2年生の遅刻や欠席がやや目立っています。決して、なまけたり、さぼったりしているわけではありません。皆、言い訳はしませんが、夜遅くまで卒業論文を作成したり、発表の準備をしていることは容易に想像がつきます。だからといって、寝坊してもいい、休んでもいいということにはなりません。これを乗り越えてこそ、卒業の喜びと4月から社会人となる自覚を強く感じることができるはずです。2年生の担任である私とオレンジライス先生は、今日の4限目が始まる前に、それぞれ自分のクラスでこのことを話しました。
私達の思いが学生達に伝わっていることを信じて、明日、最後の授業に向かいます。

written by 『ポリフェノール』
30 今日、平日コースの学生は今年度最後の授業の日でした。学生は、最後の授業に真剣に取り組んでいたようです。
その中で、本校の委員会の一つである環境委員会の学生が、最後の日ということで引継の話をしていました。
本校の環境委員会では、環境保全に関する活動(例えば生態調査や、水質調査、学校周辺の清掃活動など)を行っており、2年生会長を中心に活動しています。今日は2年生の会長I君が、1年生のT君に活動に関する必要な物、知識、技術をこの春休みにレクチャーするようです。
2年生から1年生にしっかり引き継ぎを行い、1年生が更に発展させ、活動が活発にしていってほしいと思いました。
written by 『とろとろ』
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化学分析コース1年生は、第三回目の定性分析実験の実技試験を行いました。実技試験では5種類の金属が入っている未知試料を調べるのですが、試験も回数を重ね、全種類検出者が出てくるようになりました。
試験前には前回の成績優秀者の「コツ」を紹介しました。「自分の実験操作に自信をもって、検出されない金属は自分の操作ミスではなく存在しないのだと確信して、次の操作にうつるようにしています。」
そうですね、試験は時間との勝負でもあるので、自分の実験操作に自信をもって次の操作にうつることが大切ですね。実技試験は残すところあと2回です。全金属検出をめざして頑張りましょう。

written by 『じゃこてん』