6 2003 June
1 6月を迎えました。このところ化学分析コースの学生は妙にパワフルです!
1年生が学校に慣れてきたからでしょうか?2年生のクラスメートが内定したからでしょうか?実験を通して講義が面白くなってきたからでしょうか?あるいは、ボーナス時期が見えてきたからでしょうか?ひょっとしたら、某阪○タイ○ースが18年ぶりに躍進しているから?(これは私だけですね・・・)
平日の勤務と土日の通学、体力的にも疲れているはずなんですが、大したものです。今までは雑な時もありましたが、教室清掃も丁寧しています。実験にも精力的です。お昼休みも賑やかです。実験レポートにもじっくり取り組んだ跡が見受けられます。各講義後には各先生方めがけて質問、相談の集中砲火です!
written by 『英国チャレンジャー号』
2 先週で前期中間試験は終わり、今日から前期後半の授業が始まります。
それぞれの授業科目では試験が返却されていき、学生達は一喜一憂の様子です。
そんな中、応用分析化学科1年生の学生達は、2限目からは実験のレポート日でした。これまでの3項目の実験レポートの締め切り日です。
耳を傾けていると、「先週、試験終わったのに終わった気ぃせーへんかったわ(気がしなかった)」と等々言ってましたが、実際この土日に気を緩めずにしっかりレポート作成を行ってきていたようです。まだまだ書き方に荒さは目立ちますが、「自分たちの得た実験データ」から「どのような理由」によって「どのような結論」が導かれるのか、しっかり考えていたようです。
のこり3項目の実験もじっくり取り組んで下さいね。
written by 『ドラ一郎』
3 今日は、私が担当する「無機化学」のテスト返却をしました。喜ぶ人もあり、なげく人もあり、なぜ?という人もありでした。
今回テストをしたところは基礎の基礎で、結構皆さんできてましたが、中にはできなかった人も チラホラいました。おそらくそれは勉強をしなかっただけで、やったら分かるはずなのですが(泣)。
今やっているところは、これから就職活動での試験や、その先の仕事において大切になるところですから、できなかった人は必ず復習してものにしてください。できた人もできた〜、終わった〜!で終わらず、今回できたところを確実なものにしてくださいね。
written by 『とろとろ』
4 何といっても今は資格の時代。
採用側にとっては、「何という学校を出たのか?」ということよりも、「どんな学校を出て、あなたは何ができますか?」ということを問う比重が高くなってきているのです。
そこで本校では、普段の授業で資格取得対策を兼ねているほか、特定の資格合格対策として、「資格取得対策講座」を、普段の授業とは別に開講しています。今日は今年度第一回目の開講日。
今回の開講講座は、「公害防止管理者・危険物取扱者・放射線取扱主任者・工業英検」の4つ。
全講座の受講者数は99名にのぼりますから、ほぼ2人に1人の学生が、「授業とは別に・自主的に」この講座を受講するのです。この向学心こそ、好学心につながる、本校の誇りとするところです。
なんて偉そうに書きましたが、私が同じ年頃の時は、向楽心が盛ん過ぎて・・・。

written by 『かりめろ』
5 今日は応用分析化学科2年生のクラスで、生物化学の授業がありました。
授業終了後、K君から、授業の内容について質問がありました。彼は、以前からよく質問に来ていて、いつも、授業終了と同時に教壇までトコトコとやって来て、自分の分からなかったことが理解できるまで質問を繰り返します。彼の「その時間に分からないことはその時間内に!」という心がけに、感心するばかりです。
また、就職内定をとったら、それがゴールのように錯覚する学生が少なくない中、既に就職内定をとっているという事実に甘んずることなく、さらなる自分自身の知識のスキルアップを目指し、前向きに取り組む彼の姿勢は見習うべきものがあると思います。
本当のスタートは、実は内定後であると言うことを、彼の姿勢を見てみんなが気づいてくれることを期待してやまない今日この頃であった。

written by 『すくろーす』
6 2年生では、卒業研究についての第一回目のガイダンスが行われました。
実際に卒業研究が行われるのは後期(9月)からなのですが、それまでに、研究テーマの決定、文献調査、実験方法の確立、使用試薬・器具の発注等々、やることはたくさんあります。今日はそのスケジュールを説明しました。
研究テーマは、学生が自由に決めるのですが、実現不可能なテーマであったり、あまりに漠然としているテーマなどは、却下されます。多くの学生にとって、研究自体、初めてのことなので、テーマを決定するのも大変でしょうが、友達同士や先生と話し合って、頑張ってほしいと思います。
「実験は準備の段階から始まっているのです」

written by 『オレンジライス』
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8 今日の化学分析コース2年生の授業は4限目まででした。普段は5限まであるのですが、たまにはこんな日があってもいいですよね。
みな一目散に帰るのかと思っていたのですが、学生達は残って、後期から始まる卒業研究のテーマについて相談していました。本校では学生の希望に添ったテーマで卒業研究に取り組みます。来週どんな研究テーマを持ってくるのか楽しみです。
話は変わりますが、来週の6/14(土)に、本校同窓会組織である「分友会総会」と、同時に「卒業生・在校生交流会」があります。全教職員・在校生が、卒業生の皆さんとの再会を楽しみにしております。
written by 『英国チャレンジャー号』
9 本校では、前期の中間試験で50点以下の学生を対象にした再試験が行われています。7日(土)、9日(月)、10日(日)の3日間、行われるのですが、1日に3、4科目の試験を受ける学生もいます。
しかし、学生たちには「本試験が悪かったから、再試験を受けさせられる」などという受け身の姿勢はなく、「チャンスが与えられた」と意欲的に試験勉強していました。
本当は再試験にならないのが一番良いのですが。今の気持ちを忘れず、期末で挽回してください。

written by 『ポリフェノール』
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11 今日は資格取得対策講座がありました。私は第2種放射線取扱主任者の担当です。
受講している皆さんはやる気満々で、真剣に講座を受け、テキストを購入し、家でも勉強し合格しようと頑張っています。その他にも、生化学分析学科1年の学生に、個人面談や、普段の話で聞いたところ、資格の種類は様々ですが、受けられるだけ受けていこうと思っている学生ばかりのようです。実際、もうすでにいくつか受けていっています。
資格は、その資格を持ってもっているという評価だけでなく、資格にチャレンジする、どんなことにもチャレンジしようとする精神の現れともなります。是非とも頑張って資格をたくさん取って下さいね。

written by 『とろとろ』
12 今日、生化学分析学科2年は食品分析化学実験のレポート日でした。
これまで行ってきた4項目の実験レポートの不備を直し、完成させ、提出する日です。
自分たちで選んできた食品を分析したからでしょうか。1年生の時より力がこもっ
ているように感じました。ただちょっと苦労しているのが『要旨』の作成。2年生のレポートからは、B5用紙半分程度に実験内容をまとめた要旨の作成をレポートの必要条件としているのですが、なかなかうまく書けないようです。
でも、これまで「グラフ書くのとか計算苦手」と言っていた学生が、案外要旨をまとめるのが上手かったりして、個人個人の特性を改めて発見したような気になりました。

written by 『ドラ一郎』
13 本校では、学生主体の組織として、自治会やクラブ活動、学園祭実行委員会、環境委員会がありますが、その中の一つ、『iモード編集委員会』のミーティングが今日のお昼休みに行われました。
iモード編集委員会とは、本校の携帯電話版ホームページの『学生の声』のコンテンツの運用を行っている委員会です。ただ今ご覧になっていただいているパソコン版ホームページ『せんせの日記』では、教員のつぶやきを紹介していますが、携帯版ホームページ『学生の声』では、学生が日頃感じたことをストレートに表現しています。
本校のことを一人でも多くの方に知ってもらいたいという学生の思いを、携帯版ホームページで是非ご覧になってみて下さい(ここからでもご覧になれます)。
なお、更新については、現在のところ、月2回を予定しているようです。
さぁどんなネタが飛び出すやら。お楽しみに(^^)/
written by 『すくろーす』
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  熱心にメモをとる学生たち 本校にも卒業生の同窓会組織があります。その名も「分友会」。
今日はその「分友会」の、年に一度の総会が開催されました。
総会では、卒業生から在校生に対し、実験機器を寄贈することが決定され、在校生の教育環境向上に寄与されることとなりました。
また、総会終了後は、「在校生との交流会」が実施されました。
卒業生の座席に、勤務している企業名を掲示し、在校生はその企業名を見ながら興味のあるところで話を聞くという、さながら、就職相談会という形式です。
会社の業務内容、求める人物像や、必要資格、どんな試験があるのかなど、そこは普通より「濃い絆」があるわけですから、学生も卒業生も互いに熱心で、大変有意義な情報交換の場となりました。
貴重な休みをさいていただいた卒業生には頭が下がります。
また、在校生も、今日のような前向きな姿勢を持っていれば、就職内定もそう遠くないことと感じました。
終了後の懇親会では、会社での勤務ぶりや、学生実験への提言などを、率直に話してくれました。これもまた、貴重な情報として、今後活かしていきたいと思っています。お陰であんまり酔わなかったですね。

written by 『かりめろ』
15 今日は化学分析コース2年生の卒業研究テーマの締切でした。早くからテーマについて考える様に言っていたのですが、いざ提出となるとかなり苦悩する様です。卒業研究は、研究者、技術者として生きていく上で将来の糧となります。学生の皆さん、紆余曲折もあるかとは思いますが、その過程を存分に楽しんでください。
私の手元には、夢が詰まった全員の希望票があります。これから読む私までワクワクしますよ。これから3月まで長丁場になりますが、彼等と一緒に燃えたいなと改めて思った一日でした。

written by 『英国チャレンジャー号』
16 2年生は、土曜日に行われた卒業生との交流会のレポート提出がありました。
レポートを見ると、学生はOBから色々と刺激を受けたようで、「もっと勉強しよう」、「もっと積極的に就職活動しよう」と書いている学生が多かったです。
そんな中、私が一番感動したのは、「来年は自分が後輩に語れるように、立派な社会人になりたい」という言葉でした。
written by 『オレンジライス』
17 前期も中盤となり、このところ実験科目ではレポート日が集中しています。今日、生化学分析学科2年ではバイオ化学実験のレポート日でした。
バイオ化学実験では、これまでの定量分析主体の実験と違って、生き物(微生物)を相手にする実験のため、必ずしも期待通りの結果・数値が得られず、どうまとめればいいのか考えあぐねているようです。みんないろいろ悩んでいるようではあるのですが、ふと1年生の頃との差に気がつきました。
1年生の頃はレポート完成前に「ここどうしたらいいのですか」とか「どう書いていいか判らない」と聞いてくることが多かったのに、2年生では実際に書いたレポートを持ってきて「これで良いか見てください」と言われることが多くなってきていたのです。レポート作成能力も大幅にアップしてきているんですね。
後期には卒業論文作成もありますので前期の間に充分スキルアップしてください。

written by 『ドラ一郎』
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19 本校は、ほとんどの学生が2年後に就職することをめざして入学してきますが、中には、編入学を希望している学生もいます。専門学校卒業後、大学の2年生もしくは3年生に編入できるという平成11年度の法律改正により、本校からも、何名かの学生が大学へ編入学しています。
今日は、編入実績校の大学の方が、編入した学生の現況報告や次年度募集の具体的なお話のため、来校されました。いずれの学生も非常に良い成績で卒業し、1名は薬品会社へ就職、1名は大学院へ進学しましたが、志を高くもって入学しないと単位取得はなかなか大変とのことでした。
就職にしても進学にしても、そこがゴールではなく、その道に進んでからがスタートであるということと、きちんとした目的意識を持って自分の道を進むことが大切だということを再認識しました。

written by 『すくろーす』
20 今日は、生化学分析学科1年の基礎化学実験の日でした。私はすくろーす先生と、分配・抽出という項目の担当です。
この実験では、有害なベンゼンを使用するため、実験廃液に気を付けなければなりません。学生達はそれを理解し、注意しながら行っていました。
入学してから3ヶ月となりましたが、1年生達も実験の廃液・廃棄物の処理を、自分で注意しながら分別して実験できるようになってきました。
これからも環境に配慮した実験ができる化学者になれるよう、さらに頑張って欲しいと思います。

written by 『とろとろ』
21 今日は、年に一度の「保護者懇談会」。
本校の、平日通学している学生の保護者を対象に、今日と7/5(土)の2回に分けて、担任と保護者が面談します。今日は74名の保護者が来校されました。
2年生の保護者の関心は、何と言っても就職です。
学校の就職のシステムや、自分の子供が就職できるのか等の質問が多かったようです。
1年生は、成績のことや学生生活のことが多く、中には、本校に入学してから「机に向かうようになった」、「自己改善しようとしている」など、ご家庭での嬉しい様子を聞かせていただくこともできました。
今日は保護者だけの出席で良いのですが、特に1年生の学生の多くが、保護者を道案内し同行してきました。遠方から来られているということもありますが、本校の学生は、「気持ちの優しい」学生が多いと、あらためて感じた一日でした。
それとも、よほど不安だったのかな?

written by 『かりめろ』
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23 今日は1年生の基礎化学実験で中和滴定を担当しました。今回は市販されている食酢を試料にして、その酢酸濃度を調べる実験を行いました。
予習として実験の方法をノートに書いて来るように言ってあり、実験が始まる前にノートの確認を行いました。
しかし、しかしです。あれだけ口を酸っぱくして言ってあるのに、テキストの丸写しの学生が。。。喝!
今書いている実験ノートは、多くの卒業生が社会に出てから役立っていると言います。将来、自分の宝物となるようしっかり書くようにして下さい。

written by 『じゃこてん』
24 いよいよ実験が前期の後半戦にさしかかりました。
特に一年生は初めての定性分析実験実技試験が始まるということで、事あるごとに先生を捕まえては質問責めにする姿があちこちで見られ、その熱意には感心します。
この熱意がいつまでも続いて、梅雨明けはからっとした熱い夏になるとよいなぁ…
柄にもなくそんなことを思ってしまいました。

written by 『クールガイ』
25 今日は、本校教員の大変忙しい日でした。内訳は以下の通りです。

●交通安全講習会(本校1年生対象)
車やバイクなど、乗り物に乗ると自ずと事故に遭う危険性は上がります。今日は、交通事故防止の警鐘ということで、天満警察の交通課の方に1年生に対し、ご講演いただきました。学生からは、『ノンアルコールビールを飲んでも飲酒運転になるんですか?』といった気になる質問が出ていました。答えは、『ノンアルコールビールでも、アルコール濃度がゼロでないものがあるため、そういうものは飲酒運転になります』ということでした。
また、自転車が歩行者に衝突し、重傷を負わせた場合でも、裁判で3800万円の賠償を命じられたケースがあるというお話もあり、運転免許は持っていないと安心していた学生も、背筋がピンッと伸びていました。驚きですよね。

  ●環境分析実験会(高校からの依頼実験会)
大阪府立平野高校の生徒20名が、引率の先生2名と共に、『環境分析実験会』に朝から来校されました。この実験会は今年で3回目。総合学習の一環として、高校より本校に依頼があり、実験会を実施しています。実験テーマは『河川の金属分析』。高校生には少し難しい実験だったかも知れませんが、川へサンプリングに行ったり、普段使ったことのない分析機器に触れたりと、楽しそうに実験を行っていました。
これをお読みの高校の先生、よろしければ本校の実験施設をご利用下さい。
written by 『すくろーす』
26 今日は、生化学分析学科2年生の食品分析化学実験で、市販清涼飲料中の還元糖の定量をしました。
還元糖とは、ブドウ糖や果糖など、還元性という性質をもつ糖類のことです。清涼飲料に含まれている糖類は、これらの還元糖が多くを占めています(砂糖もよく用いられていますが還元性はありません)。
この実験では、使用する試薬を最初にまとめて調製しておくのですが、今日の実験グループで使い切ってしまいました。しかし、その中の一人N君が「僕がつくっておきます」と自ら志願してくれたのです。
この積極性は就職活動や就職後にもいきるでしょう。

written by 『ポリフェノール』
27 夏休みまであと1か月。休みまでに2年生は卒業研究の実験方法を確立しなければなりません。
卒業研究を具体的にどう進めていくか、研究グループ同士で話あったり、指導担当教員に相談したり、忙しい毎日を過ごしています。
資料室(図書室)は文献調査にやってくる学生でいっぱいでした。
written by 『オレンジライス』
28 今日は基礎化学実験で、共通イオン効果を用いた再結晶法について勉強するため、塩化ナトリウムを用いて実験を行いました。実験装置の組立、濃塩酸や濃硫酸の扱いなど、実験にも慣れてきたようでテキパキ実験をこなしている様子を見ているとれしいですね。
ところで、臭気判定士と公害防止管理者の資格試験受験希望者を学生に確認したところ、クラスの半数以上の人が受験するとの返事がありました。
平日は仕事、土、日は授業と忙しい毎日ですが、資格の受験勉強も予定を立て頑張ってください。

written by 『じゃこてん』
29 今日の機器分析法Uでは、X線分析法について学びました。X線分析法は、化学物質の同定や結晶構造の決定、様々な試料の定性分析、定量分析に用いられます。X線とはいわゆるレントゲン線なのですが、X線は波長が短く大きなエネルギーを持つため、その取り扱いには原理を正しく理解しておく必要があります。
午後からの機器分析実験では2班に別れ、それぞれ原子吸光光度計と誘導結合プラズマ質量分析計(ICP−MS)を用いて実験しました。原子吸光分析の原理については1年次の「機器分析法T」で、ICP−MSについては先日の「機器分析法U」で既に学んでおり、学生達も余裕綽々(しゃくしゃく)で取り組んでおりました。
双方とも、工業材料から生活材料や環境分析まで様々な試料の定量分析に用いられます。「授業で原理を学び(実学)、実験で技術をマスターし(実務)、卒業研究で実践力を身に付ける」この本校の教育方針に則って、社会に役立つ技術、知識を修得してください。

written by 『英国チャレンジャー号』
30 今日は1年生の基礎化学実験の担当です。分配抽出の実験でした。
この実験は、基礎化学実験の中では使う溶液の種類も一番多く、手数が必要な実験なので四苦八苦してる人もいるみたいです。さらに使っているベンゼンは、法律上、一滴も排水してはいけないので、慎重さも要求されます。
溶液を間違えたりしないかなぁ、と思いながら実験を見ていると、こちらが言うまでもなく、学生達はぺたぺたとラベルを貼って内容物がわかるようにしていました。1年生もなかなか段取りも良くなってきましたね。
まだまだ細かなミスをしてしまう班もあるようですが、実験の流れもきちんと把握して実験をすすめて下さい。
written by 『ドラ一郎』