10 2002 October
1 創立記念日のため休校です。
2 今日の一年生「ビジネス実務」では、12月に行われます「ビジネス能力検定」の受験対策を行う予定でしたが、今月は行事が多く、その説明やクラス内の打ち合わせに終始しました。その様子をちょっとご紹介しましょう。
1.スポーツ大会
今週の金曜日に実施します。各担任から実施要項の説明を行うと同時に、クラス内で優勝を誓い合っていました。クラス全員に副賞を約束した先生もいましたよ。
2.企業見学会
二週間後の10/16(水)に行います。通常入れない研究所や企業の現場におじゃまするため、ルール・マナーの確認や、諸注意を行いました。これは1年次だけで4回実施します。
3.分化祭(学園祭)
再三この日記でも紹介していますが、10/26(土)に実施します。今年のテーマは、「一生懸命分化祭〜おしよせる化学の波〜」。もちろん学生同士で決めたものです。各クラスでさまざまな企画やお店がありますが、当日の役割分担や売り上げ向上の作戦など、真剣に話し合っていました。
4.海外短期留学
先日学生アンケートにより、来年2月イギリスに行くことに決定していました。
今日は、留学の後帰国前にドイツに寄るか、フランスに寄るか、希望調査を行いました。今のところちょっとフランスが多いかな。
学生主体で色んなことが動くことをうれしく思う反面、授業の遅れに少し焦る私でした。
(´ヘ`;)
written by 『かりめろ』
3 今日は、応用分析化学科2年の「卒業研究」を担当しました。この「卒業研究」では、4人程度のグループに分かれて、そのグループ毎に学生の皆さん自らが考えたテーマに沿って実験しています。私が担当しているグループのテーマは、「温泉水の成分分析」、「河川水の水質分析」、「酸性雨の成分分析」です。温泉水、河川水、雨水はいずれも『環境水』と呼ばれています。環境水中の各成分の濃度は大変低いので、精度の高い分析の技術を必要とします。これまでに本校で学んだ知識と技術をフルに発揮して、試行錯誤しながら着実に一歩ずつ実験を進めていく姿は、日を追う毎に頼もしさが備わっていくように見えます。
前回9月19日(木)にも書きましたが、本校は「ISO14001」を取得しており、実験廃液の管理を徹底して環境問題に取り組んでいます。今日は、前回、実験廃液の処理作業の大変さに驚いていたM君だけでなく、A君やMさんも率先して廃液の処理に取り組んでいました。学生の皆さんが自ら意欲的に物事に取り組む姿を見ていると、私たち教員も「もっと頑張らないと!」っと元気が出てきます。

written by 『キャピラリー』
4 今日はお待ちかね、スポーツ大会の日でした。淀川河川公園の外島グランド(守口市)において、本校の2学科2学年の各クラス対抗で実施されました。
スポーツ大会は、学生達が企画立案から当日の運営まで自治会のメンバーを中心に実施されます。教員が手伝ったのはプリントの印刷とレンタル用具などの運送くらいで、学生達の手で見事に運営・実施されていました。
競技はというと二人三脚、玉入れ、障害物走、大縄跳び、リレー、綱引き、バレーボールの7種目だったんですが、普段学校内では見られない生き生きとした表情をした学生が多いのが印象的でした。
特に普段クラス内ではおとなしくあんまり目立つ方ではない学生がものすごく足が速かったり、バレーボールがうまかったりして、みんなの隠れた才能をかいま見れたのもとても良かったと思います。
ところで、私事になりますが、4クラス対抗で実施されるこのスポーツ大会で、私が以前担任したクラスは今まで4位にしかなったことが無かったんです。今年新たに担任したクラスでは何とか最下位脱出、目指せ優勝ということで、クラスのみんなに頑張ろうと呼びかけてました。
結果的に優勝はできず、3位という結果に終わりましたが私は満足でした。クラスが一丸となって頑張ったことが十分に判ったからです。
あと最後に3位なのに胴上げまでしてもらいました(^^; いやー、嬉しかったなぁ。

結果発表
  1位:生化学分析学科 2年
  2位:応用分析化学科 2年
  3位:生化学分析学科 1年
  4位:応用分析化学科 1年

written by 『ドラ一郎』
5 化学分析コース1年の午後の授業は、重量分析実験の1回目でした。ルツボ(セラミック製の器)をガスバーナーで焼いて、ルツボについている不純物を取り除く作業をしました。焼いては、冷やし、重量をはかるという作業を何度か繰り返します。一連の作業には約30分かかり、重量変化が0.3mg以内になると終了です。すなわち、実験終了時間はルツボの重さ次第です。
だから、学生は天秤に表示された重量の数字を読むとき、まるで宝くじの数字を見るかのように、ドキドキしながら見ていましたね(笑)。

written by 『オレンジライス』
6 今日、化学分析コースの2年生9名が、公害防止管理者の資格試験を受験しました。
試験は13時集合のため、1時間目の授業終了後に会場に向かえば間に合うのですが、かなり難関の資格のため相当数の学生が休むだろうと覚悟していました。
ところが、朝、出席を取るため教室に行くとなんと全員出席!時間を惜しんで勉強しようとする態度、授業担当の先生へ対するマナー、事前勉強した自信(?)それとも諦め(?)、とにかく全員の顔を見た時、学生達の姿勢や気持ちを改めて感じて、少し胸が熱くなりました。
この姿勢や気持ちに応えるために、今まで以上に気持ちを込めた授業をしようと気持ちを新たにした一日でした。

Written by 『Syuuriya』
7
今日は、2年生の卒業アルバムの写真撮影。クラス毎の撮影の時には、いつも感慨深いものがあります。というのも、本校は入学式の時にも同じように写真撮影があるので、その時を思い出さずにいられないからです。
「成長したなぁ」、「大人になったなぁ」、「よく頑張ったなぁ」などいろいろな思いが、沸々とこみ上げてくるのです(しかし卒業を思うと、ちょっと寂しかったりするのだ(TT))。
卒業まで後少しですが、みんなそれぞれの目標に向かって頑張ってくれることを望みます。
Fight!Fight!
written by 『すくろーす』
学生たちの頑張りで、例年以上のペースで就職が決まっていきます。
今日も内定の連絡が2社からありましたが、そのうち一社のお話。
本来そこは求人1名だったのですが、本校から2名受験しました。当然1名は不合格であることを覚悟していたのですが、なんと、甲乙つけがたく2名とも採用するとのご連絡をいただきました。今どきなんという嬉しい結果でしょう!
ほんとに良く頑張りました d(>_< )
written by 『かりめろ』
8
今日も雨の中、昨日に引き続いて、分化祭実行委員の学生と一緒に、分化祭の案内ポスターを持って、近隣の小学校・中学校・高等学校を訪問しました。
本校では、10月4日のスポーツ大会に引き続き、この26日(土)に分化祭(文化祭ではなく)を実施します。
あの池田小事件の後、校門は自由に出入りできなくなっていますので、手順を踏んで学生諸君は大変緊張しながら職員室に向かいました。教頭先生に訪問の趣旨を述べ、自分がつくったポスターをもとに、自治会主催の実験会(参加型実験会)や、各クラスの催しや模擬店のあらましを紹介しました。「早速掲示をします。頑張って下さい。」「成功を祈っています。」等のお言葉を賜り、大いに感激しました。
この感激をもとに、感動の分化祭になるよう、学生諸君と一体になって頑張ってまいります。ご来場をお待ちいたしております。

written by 『校長』
9 今日の一限目は1年生の「基礎物理」でした。この基礎物理は、「基礎化学」、「基礎数学」と同様、「初めて本格的に勉強する学生」と「今まである程度勉強したことのある学生」でクラス分けして行う授業です。今年は、私自身久しぶりに「初めて本格的に勉強する学生」のクラスを担当します。物理学に興味を持ってもらうためにも、気分一新、初心に戻って頑張りたいと思います。みなさん、目標は昨日ノーベル物理学賞の受賞が決定した小柴昌俊先生ですよ!
二限目は応用分析化学科2年で「物理化学」を担当しました。今日は熱力学第二法則の演習、要するにエントロピーの計算がメインテーマでした。多くの学生がエントロピーに四苦八苦しておりましたが、センスを感じさせる学生も多々おり、非常に嬉しかったですね。1年前、彼等が「基礎物理」に苦しんでいたなんてホント驚きです。残りの半年で徹底的にマスターしてもらいたいと、つい欲張ってしまいますね。
あっ、今日はノーベル化学賞に3年連続しかも連日日本人が受賞しましたね。しかも「分析」に関わること!我らが「科学技術創造立国」の未来が明るくなった一日でした。(笑)
written by 『英国チャレンジャー号』
10 本校では、教員の間でも学生の間でも、一昨日の小柴昌俊先生のノーベル物理学賞受賞に続く、昨日の田中耕一氏のノーベル化学賞受賞の話題でいっぱいです。
化学賞の日本人の受賞は3年連続ですので、化学の学校にいる私達にとっては非常に誇らしい思いがします。
特に企業の研究者である田中氏の受賞は、本校の学生にも励みになるでしょう。
さて、今日は応用分析化学科1年生の重量・容量分析実験の日。私の担当は、鉄の重量分析でした。この実験は3人が1グループになって、溶液に溶けている鉄イオンを試薬を加えて沈殿させ、その沈殿の重量を測定することでもとの鉄イオンの含有量を算出するというものです。
講義科目ではあまり目立たないある男子学生が、実験になると別人のようにグループの先頭になって実験していた様子に感心しました。本校は、実験中心のカリキュラムを組んでいるので、実験好きは非常によいですが、講義科目も同じくらい大事。どっちもがんばってください。

written by 『ポリフェノール』
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今日の1時間目は酵素化学の授業でした。酵素はタンパク質からできていること、生物にとって大切な役割、すなわち触媒であるということ、そして、酵素は特定の物質とだけ反応すること等をこの時間に詳しく勉強します。
今日は反応速度、阻害剤について勉強しました。反応速度論はちょっと手強い項目ですね。ミカエリス・メンテンの式、ミカエリス定数、ブリッグス・ホールデンの速度論等々。酵素はものすごい速さで化学反応を進めます。どうやって進めるのか謎が多く残っています。
この謎を解くと、ノーベル賞がもらえるかも知れませんね。
written by 『じゃこてん』
12 化学分析コース1年の重量容量分析実験では、鉄の重量分析と同時にアルミニウムの重量分析を行いました。2つの作業を同時にしなければならないので大変ですが、1年生もこの時期になると分析技術がかなり上達しているので、十分対応できていました。それどころか、重量分析ではカラフルな沈殿物ができるので、学生たちは大喜びでした。
written by 『オレンジライス』
13 化学分析コースの卒業研究もいよいよ本格化してきました。
今年は学生達の手作りの装置が多く見られます。油の粘度を測るための恒温槽(温度を一定にする水槽)、油の分離装置、プラスチックの熱分解装置など。
機器の修理や装置の作成が専門(?)の私から見ても思わず感心する工夫がたくさんあります。装置を作れるということは、その実験を完全に理解していることです。
卒業研究発表会&卒業論文が楽しみになってきました。ちょっと気が早過ぎるか...。

written by 『Syuuriya』
14 休校です。
15 今日は生化学分析学科2年の卒業実験の担当でした。
卒業研究が始まり約1ヶ月が過ぎましたが、皆試行錯誤を繰り返し実験を進め、少しずつですがデータも集まりつつあるようです。
そうこう言っているうちにあっという間に卒業研究の中間報告会の時期になろうとしています。こ
れまでに得られた結果やこれからの研究の方向性を発表してもらうのですが、発表に当たってはきちんと学会の要旨集のような体裁で各班の要旨を作成してもらいます。表やグラフは英語で書くことになっているため、みんな苦労してるようです。
今のところキノコの研究している班の作業が先行しているようで、まめに化学用語の和英辞書を借りに来たり熱心に作業を進めています。今まで授業で習ったことのない単語も多いので苦戦しているでしょうね。発表まで頑張って欲しいものです。 それにしてもエリンギって英語でなんていうんだろう?

written by 『ドラ一郎』
16 今日は、今年度3回目の企業見学会がありました(今回は1年生のみ)。企業見学会は、今勉強している「分析化学」が実際に企業でどのように役立っているのかを学び、同時に就職活動に必要な能力も身につけることを目的に、授業の一環として行っています。
このように企業見学会は、学校行事の中でも大変重要な意味を持っていますので、昨年まで年2回だったのを今年からは倍の年4回実施することになりました。
今回4社にご協力いただきましたが、私が引率して行ったのは、接着剤の老舗製造メーカーのK社の研究所です。新製品の開発や品質管理で様々な分析機器が使われていました。普段何気なく使っている接着剤も、化学の最先端技術の結晶であることが良く理解できたと思います。
応用分析化学科1年のK君が積極的に質問をしていたのがとても印象的でした。しかし、残念ながら今回質問出来なかった学生は、「大勢の人の前で質問するのはちょっと恥ずかしい」と思っているのだと思います。でも、もう少しだけ勇気を出せば必ず出来るはずです。
written by 『キャピラリー』
17 木曜日は私の担当授業はありません。
ということで、手の空いた時間を利用し、この夏、学生環境委員会が行った生態調査の際、学生が個人的に撮影したビデオを、学校の保管用としてダビングする作業をしていました。
口頭や報告書で活動の様子は読んだり聞いたりしていましたが、猛暑の中、草木が茂る中を、また川の中に入って調査している姿を見て、やらされるのでなく、自主的にやるということの大切さを、学生たちの表情を見ながら再認識していました。
自主的と言えば、10/26(土)の分化祭に向けた活動も活発化しています。今日は飾り付けの打ち合わせをしたようです。どなたでも入場可能ですので、ぜひふらりとお立ち寄り下さいね!

written by 『かりめろ』
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今日は、2年生対象の就職講座でした。就職講座は、現時点で未内定者をグループ分けし、教員ごとに担当グループを指導していくもので、先週から始まりました。
私の担当するグループは、今日、公開模擬面接を実施しました。受験者はもちろん学生ですが、面接官役も学生です。そんでもって『公開』ですから、みんなの見ている前で行います。同じく担当のキャピラリー先生の目も光っています。
面接は1年次の実習で、みんな様子は分かっているのですが、『公開』とあって、みんなドキドキでした。近日面接試験を控えているので、それぞれの受験企業を想定して面接を受けてもらいました。
模擬面接が終わったところで、みんなで意見を出し合いました。「ここは、こうしたほうがいいのでは?」「この場合はどう答えた方がよいのか?」活発な意見と質問が飛び交いました。
私の率直な感想としては、学生はとても細かいところを気にしているんだなということでした。企業が求めている人材はそれぞれ異なりますが、共通して言えることは『意欲』と『覇気』です。自分に自信を持ち、元気良く面接に望んで欲しいと思いました。これを機に、学生同士でいろんな論議をし、自主的に高め合い、見事合格してくれることを祈っています。
written by 『すくろーす』
19 今日は雨が降り、蒸し暑い一日でした。この時期は昼と夜の温度差が大きく、体調を崩しやすいのですが、化学分析コースの学生は今日も全員出席でした。私の記憶によれば、化学分析コースで体調不良が理由で休んだ学生は、春に一人、夏に一人だけだ。社会人が多いだけあって、自己管理は完璧ですね。
化学分析コース2年生の統計工学では、「検定」の最終回となりました。2種類の製品に違い(専門用語では「有意差」)あるかどうか等を調べる手法を学びました。これで違いの分かる男&女になったことでしょう(笑)。

written by 『オレンジライス』
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21 週末から雨が続いておりますが、私が今日、卒業研究を担当した生化学分析学科2年生は2名ほど遅刻がいましたが欠席はなし。体調管理が出来てきているのでしょうか。
卒業研究が始まって約1ヶ月が経過しましたが、順調に進行しているグループとそうでないグループがあります。私の指導するミカンの研究をしている3人グループは、その中の1人がけがで少しの間入院していたのでやや遅れがち。しかし、その1人が復帰してからはよく追い上げています。来週からはいよいよ中間報告会が始まります。
written by 『ポリフェノール』
22 1年生化学分析学科では重量・容量分析実験をしました。
私の担当は滴定(液をポタポタ落とす実験)によるフェノールの定量。10回も滴定しなければならなかったので、結構時間がかかりました。
しかし、みんな集中力を切らすことなく、よく頑張っていましたねぇ。
器具の扱いなどを見ると、1年生もだいぶん分析化学者らしくなってきたものです。
あとは姿勢を直すことです。目盛りを覗いたりするとき、背中を丸めているので。
姿勢正しくできれば、もう一人前ですよ。(^^)

written by 『オレンジライス』
23 今日の私の講義は「基礎物理」(1年生対象)と「物理化学」(2年生対象)、両方とも問題演習のオンパレードとなりました。
特に2年生はエンタルピーとエントロピーに悪戦苦闘! 私も学生時代、たった一問の問題を解くのに何日もかかったこともあります。(笑)問題を解いていく度に視界がクリアになっていく喜びを皆に感じて欲しいと思います。この調子なら、卒業までにかなりのところまで行けますよ!
また、2年生の各クラスでは、今日から卒業研究の「中間報告会」が始まりました。
今日の応用分析化学科2年では、オレンジライス先生が担当されている「自動車排気ガスの分析」と「水質分析」の2テーマについて発表がありました。不慣れなこともあり、内容については「ん?」と思うところもありましたが、発表している姿は大したものでした。質疑応答の際にクラスメートや先生方から頂いたヒントを今後の実験に活かしてくださいね。
来週はshuuriya先生、その次は私が担当している研究グループの発表です。発表を直近に控えている学生達は、発表の準備や練習に追われ大変ですが、実は私達担当教員もドキドキものなんですよ・・・(苦笑)
written by 『英国“ドキドキ”チャレンジャー号』
24 今日は、3回目の就職講座がありました。就職講座は、10/18(金)に『すくろーす』先生が書いているように、2年生の未内定者をグループ毎に指導しています。
今日は先週に引き続き2回目の公開模擬面接ということで、面接官役の学生の質問も受験者役の学生の受け答えも、前回に比べて大変良くなっています。
しかし、一つだけ残念なことは、皆さん「声が小さい」ことです。どんなに素晴らしい内容のことを話していても、声が小さいと「自信が無い」とか「元気が無い」といった印象しか残りません。
本校でこれまでに学んできた多くの知識や習得してきた技術は、分析化学のスペシャリストとして十分に誇りに思うことができるものですので、自信を持って堂々と大きな声で話して欲しいと思います。

written by 『キャピラリー』
25
今日は、明日開催します「分化祭」の準備の日でありました。
1年生が初めてなので少々心配していましたが、まったくの杞憂でありました。この間頑張ってきた実行委員会・自治会役員の努力の賜であります。
全員で各室の整理整頓清掃からはじめました。とりわけ実験室は、本来の使用目的以外に使うので、先生方とともに、実験台をビニールシートで覆い、機器類をガードする作業に取り組みました。大わらわの作業となりましたが薬品に関する作業はありません。薬品類は、これまでも毎日、保管管理を徹底してきたからです。多くの学生が、このことの重要性を改めて気づいてくれたようです。
私達は、行事があるから、それをただ単にこなすというのではなく、行事をすることによって、学生はもとより教職員も、何かを得る・高めることを目的にしているのです。
今日の準備の中で、きっといろいろなことを得てくれたことでしょう。今まで気づかなかったクラスメイトの良いところを発見した人もあると思います。しかし、一番強く感じてくれたのは、実験室の整備整頓と薬品・機器の保管管理の大切さではなかったかと思います。 皆様の御来校をお待ちしております。
written by 『校長』
26
実験会での一コマ 今日は第12回分化祭が行われました。昨日の天気予報では雨とのことでしたが、天候にも恵まれ、ご近隣、求人企業、保護者の方々始め、OBや学生の友人など、多数の方にご来校いただきました。ありがとうございます。
分化祭のテーマは「一生懸命分化祭−おしよせる化学の波−」 。各クラスは模擬店や工夫を凝らした企画物を考えてくれました。私は模擬店のもの全部食べてみましたが、甘党の私が気に入ったのはチョコレートジュースで、シェカーで振って作ってくれました。
また、私たちが勉強している化学を知っていただこうと、自治会役員が実験会を開催しました。
今年は「身近な化学でウキウキ実験」と題して、アロマキャンドル作り、入浴剤作りを行いました。小学生から大人の方まで楽しんで頂けたと思います。
今年来れなかったあなた、来年は必ず見に来てね!

written by 『じゃこてん』
27 今日は化学分析コース2年生の機器分析法の授業がありました。内容は電子顕微鏡です。
顕微鏡がなぜ分析に必要なのか?と不思議に思われる方もあるかもしれませんが、最近の局所分析には欠かせないものなのです。授業を受けた学生達も、電子顕微鏡でテレビと同じ原理が使われていたり、X線分析法と同じ原理が使われていたりするのを知り、興味を新たにしたようです。
でも、できれば感心するだけでなく、こんな機器とこれを組み合わせたらどうだろう?と夢を持てば新しい分析法が見つかるかも知れませんよ!今年のノーベル化学賞も機器にまつわる受賞でしたからね。
written by 『Syuuriya』
28 今日は機器分析化学実験のガスクロマトグラフを担当しました。最近、この機器のパーツの一部を交換したのですが、ちょっと調子が良くありません。目下、syuuriya先生とともに原因を検討中です。
調子の悪いのはガスクロだけでなく、最近本校のある大阪も急に寒くなってきたせいか、我々の学校でも体調を崩す人が目立ちます。風邪をひいてしまったりして皆勤賞を逃す学生もちらほらといます。
私も実はこの1週間ほど風邪をひいていて、面目ない次第なのですが、みなさんホントに体調管理には気をつけましょうね。社会人になっては少々の風邪で休むことはできませんので。

written by 『ドラ一郎』
         「サバンナ」と「チュートリアル」お二組。
みなさん、「サバンナ」と「チュートリアル」って分かります?
恥ずかしいことかどうかも分かりませんが、私は知りませんでした。吉本の若手漫才コンビの方のことです。
実は、先週木曜の分化祭前日に、毎日放送から連絡があり、「化学のイメージの中でロケをしたい」というご要望がありました。そのロケに来るタレントがその二組でした。
ご要望に対し、教職員間でも「どうしよー」っていう感じでしたが、最終的にはお受けすることになり、昨晩ロケ中に撮ったのが左の写真です。
教員間で、学生には「伝えるかどうか」という議論になりましたが、万一騒がしくなるとご迷惑にもなりますので、「後で伝える」ってことになり、この日記で事後報告とします。
放送は11/26(火)午後11:55からです。ただし、関西ローカルですので、遠方の方はごめんなさい。
written by 『かりめろ』
29
今日は、生化学分析学科2年の卒業実験でした。卒業実験の様子は今までに度々紹介されていますので、今日は本校の伝統が受け継がれていく瞬間に遭遇し、感動したことを綴ります。
本校では、実験で出る廃液の種類によって、いろんな色に色分けされたポリタンクに分別しています。タンクが一杯になったら、本校で決めた手順で廃液保管庫で保管、最終的には廃液処理業者に処理依頼をしています。
これらの手順はすべて「ISO14001」の認証取得時に確立され、毎年4月と9月学生は手順教育を受けています。
さて、実験が終わるといつも、廃液タンクが一杯になっていないか自主的にチェックしてくれている2年生のEさんとUさん。今日はちょっと様子が違います。なんと、生化学分析学科1年生のK君に伝授しているではありませんか!! 1年生を巻き込んで、ワイワイと廃液の周りで伝統が受け継がれていく姿を見て、ちょっと感動モノでした。
自分たちに今できること、そして卒業してからもそれが残ること、学生の自然な行動に胸打たれた今日この頃でした。素晴らしい!! (ToT)
written by 『すくろーす』
30
今日は卒業研究の中間報告会が2年生の応用分析化学科、生化学分析学科の両クラスで行われました。
今日の発表は両学科併せて5班で、テーマは『ユリア樹脂の熱分解によるリサイクルの検討』、『高分子材料のリサイクルについての研究』、『ラッカーゼによるビスフェノールAの無害化処理』、『柑橘類に含まれるビタミンPの定量』、『除草剤による植物中のクロロフィル減少量の測定』でした。興味あるテーマばかりですね。
真面目に取り組みさえすれば、化学が得意とは言えなかった人たちでも、1年半でここまで来ることができるのです。そして、同じクラスメイトの発表を聞いて、「私達ももっと頑張らなくては」と切磋琢磨して、また実力が付いていくのだと思いました。
実験は焦らず凝らず目標に向かって着実に進しかありません。これからのさらなるがんばりを期待しています。
written by 『じゃこてん』
31 今日は第5回目の就職講座でした。就職講座は、「すくろーす先生(18日)」、「キャピラリー先生(24日)」が書かれたとおり、現時点で2年生の未内定者をグループ分けし、教員ごとに担当グループを指導していくもので、今日が最終回となります。
授業が終わった放課後に行うのですが、私の担当するグループは、今まで一人の欠席もありませんでした。
第1回目の講座の際に一番意欲を感じなかった学生が、最後にはさまざまな課題をトップに立ってこなし、講座の時間外でも自ら質問に来るようになりました。本当の真価はこれですね。場所を用意されたから来るのでなく、自ら場所を求めるようになれば、何よりの就職への近道です。
今日の講座の最後に、「この後、このグループだけでも講座を続けるかどうかは、自分たちで話し合うように。」とだけ言いました。さぁて、答えはどうなるでしょうか?
written by 『かりめろ』