2002 May
1 月が変わりました。先日の1泊オリエンテーションを機に、さらに1年生はコミュニケーションが図れるようになりました。
さて、今日は編集長である私に届いた「すくろーす先生」からのメール原文と日記の原稿を一緒に公開します。
written by 『かりめろ
いつもは学生の素晴らしい姿、学生と接して私が嬉しいと感じたことを 日記に書くようにしているのですが、今日の日記はだいぶ辛口になりました。私としては良い日記だけでなく、本当に学生のことを思って、厳しく指導してるところも理解して欲しいと思って原稿を書きました。事実は事実ですが、本日記のコンセプトと食い違っているようでしたら、 次点の日記を使って頂き、辛口の日記は削除して下さい。
↓辛口本文
今日は、工業英語の担当でした。この授業は、練習問題中心なので、学生にどんどん当てていきます。つまり、学生が事前に予習をしていないと授業はSTOPしてしまいます。
今日は、多くの学生が予習をしていなかったため、『警告1です!次から予習をしていないと授業はしません。』と伝えました。厳しいようですが、本校の学生には、本当に力を付けて欲しいと本気で思っているからこそなのです。「単に分からない」というのと、「調べた上で分からない」とでは大違いです。
本校は2年間で実社会に通用する知識と技術を身につけることが出来ますが、教室で椅子に座っているだけ、実験室で立っているだけでは夢は叶いません。もっと貪欲に、好奇心を持って、hungry challengerになって欲しいと思いました。
しかし、授業の終わった後、数名の学生が質問に来てくれたときは、『大切なこと、伝わったかな?』とちょっと嬉しくなりました。次回は期待していますよ。Fight!Fight!
P.S. 今日は少し辛口でしたが、これも本校の本当の姿。山あり谷あり、楽あれば苦ありですそ。
↓次点日記本文
今日から資格取得対策講座が始まりました。資格取得対策講座は、学生が受験したい資格に応じて、自由に受講選択出来る講座です。ですから、資格取得という一つの目的に向かって、学年・学科関係なく、一生懸命受講しています。
今回の開講講座のラインナップは、『公害防止管理者』、『危険物取扱者』、『工業英語』、『放射線取扱主任者』の4講座です。資格試験実施日に合わせた開講ですので、今後この他の資格取得対策講座も登場してきます。
今回受講数が一番多いのは「危険物取扱者」。全学生の3分の1以上が受講しています。資格試験の結果は、その都度お知らせしますね。(^^)/
written by 『すくろーす
2 久々の登場、生化学分析学科2年(なんとか進級できた)Mです。5月1日のすくろーす先生の辛口本文読みました。確かにそのとおりですね。 「自分から学ぶ意識」というのが、学ぶ人間にとって一番大事なことだと思います。勉強はやらされてるんじゃあまったく意味がないんです。自分からやるという意識が大事だと思います。在校生の皆さん、そして私(自分にも言い聞かそ(笑))。
私もこの学校に入った頃は「勉強をやらされてる学生」でした。しかし、ある授業をきっかけに、自分から勉強しようという気持ちが芽生えました。それからというもの、勉強というものが 「苦痛」から「楽しみ」に変わっていきました。ヒトというものは不思議なもので、自分から学ぼうとする意識が強くなると、授業の内容が面白いほど頭に入るものです。ちょっとした意識が、ここまで自分を変えるのか!と最近思いましたね。
私はどちらかというと成績がいい学生では決してありません。しかも、普通の人が一回で覚えられることを、私は覚えることができません。だから授業中(とくにすくろーす先生の授業)は、「先生、もう一回今までの内容の流れ簡単に教えて。」と言います。先生は、いやな顔一つせず内容の最初から教えてくれます。
質問するのって、たしかに緊張するし恥ずかしいと思う。でも、わからないものをそのままにするのはどうかと思う。「ほんの少しの勇気」で自分の知識がつくと思えば安いもんでしょ! さぁ、恥ずかしがらずにlet's 質問!!って感じですね。
「学生」と言う文字は「学ばされて生きる」じゃあないんです。「自ら学び生きる」のが真の学生だ!(なんか金八先生風になってしまいました、でもある意味名言かも......(笑))
P.S.すくろーす先生、今回の辛口本文で俺はハンマーで殴られたような衝撃を受けました。これからもビシバシご指導よろしくお願いします、俺もどんどん尽きることなく授業中質問しまくるんで覚悟してくださいよ!(笑)

written by 『生化学分析学科2年 在校生M君
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7 4日間の連休があけた今朝、日焼けしたH君が元気に登校してきました。「海にでも行ったの」と声をかけると、「家に帰って籾蒔きをしてたんです」。
本校は、北は北海道、南は沖縄県の全国各地から入学生がいます。下宿している学生の中で、かなりの学生が実家に帰ったようです。家庭の温もりとあわせて、期待も感じたことと思います。先のH君との短い会話の中に、そんなことが凝縮されていたように思います。
この連休が、下宿生も自宅から通学している学生も、ご家族との関わりを深めることになったと確信しています。H君はじめ多くの学生の顔に、「頑張るぞ」という強い意志が見えた、すがすがしい朝のひとときでありました。
私達も頑張らねばと気持ちを新たにした一日となりました。

written by 『校長
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今日は尼崎リサーチインキュベーションセンターのホールをお借りして、姉妹校「国際環境専門学校」と合同で「企業紹介講座」を行いました。
この「企業紹介講座」では、本校と関わりの深い各企業から、両校2年生の前で会社概要や企業に必要とされる人物像、卒業生の担当業務などについてご講演いただくのです。会社説明会の逆パターンとも言えますが、各企業の人事担当者と実際に勤務している卒業生から話を聞くのですから、例年にも増して、学生達も真剣な眼差しで講演に聞き入っていました(私達の学生時代には有り得なかったことです。ホント羨ましい・・・)。
日頃の授業ではついつい居眠りしてしまう学生も、今日ばかりは真剣そのもの。質問も物怖じせず活発に手を挙げていました。
今回は5社の企業にお忙しい中ご協力いただきました。最後になりますが、ご協力頂いた企業のみなさま、本当にありがとうございました。
written by 『英国チャレンジャー号
9 今日は生化学分析学科2年生の専門科目である食品化学実験の日。私の担当は「食酢中の有機酸の定量」で、中和滴定を用いたり、分析機器のガスクロマトグラフを用いたりして「お酢の中の酢酸の量」を計ります。
お酢というとみんな普通は穀物酢や米酢を持ってきてくれるのですが、毎回毎回同じような試料の分析をしていると異なる班の間でデータの比較が出来ないし、私としてもおもしろくないので、なるべく変わったお酢を探してきてくれるようにお願いしていました。
本日の変わり種賞は「マリネの素」というお酢を用いた調味料。初めて見るサンプルで私もどんな結果が出るか楽しみでした。他の試料(穀物酢)などと比べると相当酢酸の量は少ないようでしたが、ちゃんと分析できていました。これから「マリネの素」に使われている「お酢」の量がだいたい分かりますね。どんな数値になったか来週のレポートが楽しみです。
written by 『ドラ一郎
10 私が担任をしている応用分析化学科1年のクラスでは風邪が蔓延しています。とうとう私も同じ風邪を引いてしまいました(-_-;)。季節の変わり目は特に体調管理をしっかりとするように、お互いに気をつけましょう。
昨日は本校で防火訓練がありましたが、私のクラスは避難して点呼を終えるまでに一番時間が掛かってしまいました。本当の火災の際「もし昨日のようにダラダラと行動していたら、取り残されている人を助け出せる時間がそれだけ少なくなってしまう」ということを理解して欲しかったので、今日は朝からお説教をしてしまいました。
これからも団体行動をする機会は沢山ありますので、テキパキと行動できるようにビシバシ鍛え上げていきます。来年の防火訓練では迅速に避難してくれることを期待しています。もちろん火災が起こらないのが一番良いのですが。
written by 『キャピラリー
11 今日、化学分析コース1年生の基礎化学実験で、ガラス器具や天秤の使用方法について、実際に使いながら説明をしました。
分析化学では、その用途や精度によって、様々な器具を使い分けます。例えば、同じ10mlをはかりとるのでも、ホールピペット、メスピペッ ト、メスフラスコ、メスシリンダー等々、いろいろあるんです。
社会人が多い化学分析コースの学生の中には、すでにこれらの器具を仕事で使っている人もいます。その中の一人が、「今までマニュアル通りに使っていただけで、なぜこんな使い方をするのかが今日初めて分かっておもしろかった」と言ってくれました。(^ ^)
written by 『オレンジライス
12 今日は、化学分析コース2年生の機器分析実験の担当でした。今日の機器はガスクロマトグラフ。いくつもの混合された有機溶剤を分離する実験です。1度に使用する試料は、なんと0.2μl!1ccの5000分の1の量です。最初は、こんな少しの量で測定できるのか半信半疑だった学生達も、ピークが出てくると納得。その後、0.2μlを正確に取ることに挑戦していたみんなの目は真剣そのものでした。でも、学生の皆さん!ガスクロマトグラフの実力は、0.2μlのさらに100万分の1の量でも測定することができるんですよ。機器分析はまだまだ奥が深い。
written by 『syuuriya
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14 今日は今年度第一回目の企業見学会。1年生4社、2年生4社の計8社にそれぞれ分かれて見学に行きました。。
1年生は、分析化学の技術が現場でどのように活かされているかを理解し、学習意欲を高めるために。2年生は社会人としての自覚を養うためと、それぞれ目的も見学内容も異なります。特に2年生の見学先は、普段一般の方は見学できない、職場の最前線へお邪魔し、本校卒業生に説明を受けることができる会社もあります。
私が引率したのは、大手電器メーカーの解析評価技術センター。会社へ到着するなり、卒業生5名が応対に出てきてくれました。
会社の説明の後、様々な現場を見学させて頂き、いよいよ機器がたくさん置いてある分析実験室へ。卒業生が4つのグループに分かれた学生たちに、機器の説明をしてくれました。先輩後輩の気安さからか、その見学中にも、「資格は何でもチャレンジ!」とか、「機器も重要だけど、前処理が大切だよ」とか、色々先輩がアドバイスしてくれています。教員が授業でやいやい言うよりも、卒業生の一言のなんと説得力のあること!「教育向上連鎖」とでも名付けましょ。
学校内では、あまり意識がなかったのですが、さすが2年生。就職活動で慣れてきたのか、質問も数多く、礼儀も正しく、1年間の成長振りを実感して気持ちの良い一日でした。

written by 『かりめろ
15 今日は、昨日の「企業見学会」に引き続き、「全校就職相談日」の日であります。一人でも多くの学生に質問・相談をするキッカケづくりをと願って設定したのです。
これまでも、担任の先生・就職担当者はもとより、私達は、毎日が相談日という心構えで臨んできました。私も、毎日ではありませんが、6F資料室に設置してあるインターネットの利用に付き添ったり、悩みを聞き、一緒になって、その解決に努めてきましたが、残念ながら質問や相談をしたくても、あと一歩前に踏み出せない学生もいます。そんな彼等・彼女等からも質問・相談をしてほしいのです。勇気と挑戦する意欲を見せて欲しいと願っているのです。
1年生のH君・T君、基礎化学の講義の後、「先生、昨日の企業見学会で見た機械(分析機器)はすごいですね。」「どんな機器でしたか。」「液クロ(高速液体クロマトグラフ)やったかなあ。」「ガスクロ(ガスクロマトグラフ)もあったで。」「学校にもちろんありますよ。1年生の後期から扱ってもらいますよ。」「へやもキレイやったなあ。」「それは分析化学の命です。データーの信頼にかかわりますからね。」「うちもきれいにしなかったらアカンのですね。」
直接の就職相談ではなかったですが、一緒に頑張っていける同士を得たような感激を覚えました。あわせて、この輪の広がりをもと念じているところです。
written by 『校長
昼休み、昨年度から発足した学生環境委員会の今年度初の役員会が開催されました。
今日は2年生の役員から、1年生および2年生でも新たに役員になりたい人たちへ
昨年1年間の活動を紹介し、本当に役員になるか否かを決めてもらう趣旨で呼びかけたのです。
の結果、私たちの想像を超える、なんと30名もの学生が役員に就任する意志を表明し、役職まで決定しました。これからは役員が中心になって会員募集になるようです。
卒業した前会長・前幹事長以下前役員のみなさん!みなさんの思いは脈々と受け継がれていますよ!
written by 『かりめろ
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18 今日は化学分析コースの基礎化学実験を担当しました。ガイダンスで、容量計の補正、密度測定、再結晶・融点測定の実験の説明をしました。学生のみんなが一生懸命聞いてくれたので、予定の時間をオーバーしてしゃべってしまいました(^ ^;。
今日のガイダンスの内容をよく理解し、次週から実験をバリバリしていきましょう!p(^o^)q
本校の別のフロアでは、「シリーズ土曜化学実験会 Saturday LABO」というイベントが開かれました。公立校が週5日制になったため、休日の土曜日に定期的にいろんな実験をしようというもの。今日はその第1回目。中学生、高校生、大学生と様々な人達が遊びに来てくれました。
私は化学分析コースの授業をしていたので参加できませんでしたが、帰りに出会った参加者からは「次回も来ます」との声を頂きました(^ ^)。次(7/13)は私も参加するぞー!
written by 『オレンジライス
19 今日も化学分析コースの2年生は、午後から機器分析の実験でした。
実験は、2つのグループに分かれて、1つがガスクロマトグラフ、もう一つが吸光光度計の実験をしていました。私の担当は、今回もガスクロマトグラフです。この装置は、混ざり合った試料を分離して測定する装置です。
おもしろいことにグループが違うと興味を持つところも違ってきます。今日のグループは装置の構造に興味津々でした。
みんなガスクロマトグラフは自分で配管をつないで組み立てる分析装置だと理解したようです。熱心な様子に、試料を注射器で注入する部分や分離された成分を検出する検出器など、いつもは分解しないところまで分解して説明してしまいました。
どうやら、学生達におだてれば木に登る性格だと気づかれてしまった様子です。でも、本当に駄目なことはどんなにおだてても駄目ですからね。
written by 『syuuriya
20 今日は、生化学分析学科1年生の「定性分析実験」を担当しました。
この実験は、各種金属イオンの化学的性質の差を利用して、それらの金属イオンを系統的に分離・確認するという実験です。学生の皆さんにとって、本校の実験の中でも難しい内容だと思います。
私はこのような実験を、学生時代に「ティーチングアシスタント」として出身大学で教えてました。また、去年まで某私立大学でも非常勤講師として教えていました。
「定性分析実験」は通常、大学の理学部化学科の2年か3年生で行う授業です。しかし本校では、入学してすぐの1年生の前期に行われており、しかも今まで大学で教えていた内容よりもかなり本格的で、最初テキストを読んだ際、私自身ちょっと驚たくらいです。
しかし、今日で4回目の実験でしたが、一回目の実験で戸惑っていた学生もかなり上手に実験出来るようになってきており、皆さんの上達ぶりには毎回驚かされております。
written by 『キャピラリー
21 ドラです。火曜日は「バイオ化学実験」の日です。今日の項目は細菌学的検査。身の回りの環境に一般細菌と大腸菌群がどの程度いるか調べます。
空中落下菌や、河川の水や、手指にいる菌を調べよう、と言うことは決まっているのですが、サンプリングする場所は学生に任せています。「好きなところでサンプリングしておいで」というと、班の中でアレコレ楽しそうに相談していました。
近くの川に水を汲みに行った学生などは、「何やってるのかジロジロ見られた〜」などと言いながらサンプリングから帰ってきましたが、それでも楽しそうなのはやっぱり実験が好きだからなんでしょうね。
培養したものは明日と明後日に観察します。手指に付着している菌の被検者になったi君、どんな結果になっているか楽しみに待っていてくださいね。
written by 『ドラ一郎
22 先週に引き続き、学生による「第二回環境委員会役員会」が開催されました。各クラスで集めた委員会の入会申込書を持ち寄ると同時に、今年度の活動内容について審議されました。
今日提案されたのは、1.南天満公園および本校周辺の清掃 2.大川(本校の近くを流れる旧淀川)の生態調査 3.校内廃棄物管理 4.環境関連施設見学 などです。
次は各提案の内容ごとにグループに分かれ、具体的な実施方法について検討していくようです。
2年目の活動ですが、2年生は確実にスキルアップしていますし、1年生も物怖じせず自分の意見を発表していました。
顧問として出席した私ですが、ほとんど口を挟む場面もなく、今年は大船に乗って任せられそうですね。(^-^)V
written by 『かりめろ
23 ここ数日間、すっきりしない天気が続いていたのですが、今日は久しぶりのぽかぽか陽気でした。
私は生化学分析学科1年の基礎化学実験でほぼ1日中実験室にいたのですが、基礎化学実験では、器具の取扱い方から始まり、中和滴定や固体の密度測定、再結晶のような化学実験の基本的なところを勉強します。
今日の私の担当は中和滴定でしたが、最初の頃と比べて学生もずいぶん手際よく実験できるようになってきたと思います。
わからないところはお互い教えあっている様子で、「人に教えるうちによくわかるようになってきた」と頼もしい声が聞こえました。
written by 『ポリフェノール
こんにちは。私は今年、生化学分析学科一年に入学して、すくろーす先生の工業英検での授業で、思いっきり警告を食らった学生の一人です( ^^;) しかも一番前で怒鳴られたのでかなり衝撃がありました。いいわけですが、私はちゃんと予習してました(笑)
すくろーす先生が私たちをしかってくれなかったら、ずっとだれたままだったと思います。先生方にはびっしばっし鍛え上げて欲しいと私は思っています。
たまに質問をしに行くとき、何が自分でわかっていないのかさっぱりで、何を質問していいのやらと思うときがあり ます。今でもそういうことはあって、何がわからないのか自分で納得できてないのに質問にいけなくてうずうずすることも。
「私はこの学校でやっていけるのだろうか?」と少し自信をなくすときもあります。こんなとき、どうしたらこのうやむやが解消できるのか、ぜひ教えていただきたいです。
あの日渇を入れられて、 私はなんかすっきりしました。きっと自分のだれていたところを先生が怒鳴ってくれたおかげで目がさめたんだと思います。ほんっとうに感謝してます!!先生ありがとう!
でも、人に言われないと気がつかないなんて、まだまだ社会人を目指すものとして未熟すぎるかなぁと思ってしまいます。
ちなみに私は、すくろーす先生が怒鳴った日、 日誌当番でした(笑)
written by 『生化学分析学科1年 在校生Oさん
24 今日、2年応用分析化学科は環境分析実験の日。
私の担当は、河川中のアンモニウムイオン(←これが多いと川が臭いのです)の測定。水にインドフェノールという試薬を混ぜるとアンモニウムイオンと反応して青色に染まります。その青色の濃淡でアンモニウムイオンの濃度を測定するのがこの実験の原理です。
今日は試薬の調製のみでしたが、次週は、学校のすぐ近くの天満橋付近からバケツにロープをつけて水を採取します。白衣姿で行うため、通行人の注目の的です(≧▽≦)。
written by 『オレンジライス
25 今日は非常に忙しい一日でした。(@_@)  なぜ忙しかったかは時間毎に書きますね。
10:00〜10:30 「分友会総会」
本校と姉妹校・国際環境専門学校の卒業生で組織される同窓会の名称が「分友会」です。
今日は年に一度の総会の日。約80名のOBが全国各地から集まりました。
10:30〜12:00 「在校生・卒業生交流会」
どうせ卒業生が一同に会するなら・・・ということで毎年行われるこの行事。卒業生達の仕事内容や、就職活動の経験談などを、合同会社説明会の形式とまったく同じシチュエーションで開催しました。
会社名が書かれた表示を見て、在校生は目指す会社のOBを早い者勝ちで訪ねていきます。2〜3日前に求人を頂いた企業から来たOBなどは、その会社をめざす在校生に囲まれてアイドル状態。わずか1時間30分の間に30名近くの学生に説明してもらったようです。
なんと鹿児島から来たOBは、時間に遅れながらも、飛行機でわざわざ、しかも終了5分前に飛び込んで来てくれました。誰とは言いませんが・・・。在校生はここで解散です。
12:00〜13:45 「懇親会」
朝早くから頑張って頂いた卒業生をねぎらい、教職員と旧交を温めました。
食事とアルコールもありで盛り上がったところだったのですが、残念ながら本校教職員は途中で退席。
ビールも飲みたいところでしたが、次の準備へと向かいました。
15:00〜18:00 「森井ふじ先生を偲ぶ会」
本校創立前年から、昨年12月末まで約21年間、本校で教鞭をお執りいただきました森井ふじ先生が、本年3月にご逝去されました。
京都大学・岡山大学当時からご親交のあったお歴々にお集まり頂くとともに、本校で直接指導頂いたOBも多数集まりました。
水の研究、特に「琵琶湖の水質調査」では日本でも第一人者であり、実験指導では非常に厳しい反面、個人的には思いやりのある先生でした。我々教員も、先生のご遺志を継ぎ、しっかりと学生を指導していきます。
どうかあまり安らかにお眠りにならずに、われわれを叱咤激励し続けて下さい。 合掌
written by 『かりめろ
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27 今日は先勝の日。大安とか仏滅などと同じく、六輝の暦・・・つまり、毎日の運勢みたいなものです。
先勝の日は午前中が良い日とされていますが、今日ははたしてどんなことが・・・。
届きましたる一通の封筒。送り主は先日、本校の応用分析化学科2年のS君が受験した企業から。大きい封筒でした。
通常、受験結果が送付されるときは小さい封筒と大きい封筒に分かれます。小さい封筒は合格のことが多く、大きい封筒の時は応募書類一式が一緒に返送されるため、残念な結果のことが多いのです。
今回はだめだったかぁ・・・と思いきや、かりめろ先生が慎重に封筒を開けると、ナントその中から小さい封筒が出てきたではありませんか。そうです。合格したのです。おめでとー!!(^o^)/ 内定第2号です。
担任の英国チャレンジャー号先生が早速呼び出され、かりめろ先生から内定通知を手渡された瞬間、嬉しさの余り、私の横で崩れ落ちました。(笑)
教員全員で大きな拍手をしているところに、生化学分析学科2年のN君が、講師室に来て、かりめろ先生に向かって一言。「先生!内定しました!」と。ビックリ!!
これらはすべて午前中の出来事。六輝のすごさを実感しました。なぁんてね。(笑) 本当は本校学生の「がんばり」を実感した日でした。
written by 『すくろーす
28 今日は第3回目の1年生定性分析実験を受け持ちました。第1回目に比べると、学生の実験操作に数段の進歩が伺えます。
この定性分析実験はかなりの難物ではありますが、技術をマスターすれば簡単。
しかし、どうして難物の実験が1年生の前期にあるのかというと、初めて実験操作を勉強する人には、化学や生化学等に必要な基本操作、知識を学ぶことが出来る早道だからなんですね。
私は何時も実験の最後に、「どうやって水溶液になっているものを分けるのですか?」と学生に質問することにしています。答えは溶液中に溶けている物質を沈殿させ分離させるということですね。この沈殿させる試薬を分属試薬といいます。この分属試薬を覚えることがポイントの一つですので、学生の耳にたこが出来るくらい言っているのです。
written by 『じゃこてん
29 今日は、資格取得対策講座の担当でした。私の担当は危険物取扱者。化学関係の資格としてはもっとも認知度も高く、必要とされる場面も多い資格なので、受講者数は約80名とかなりの数になります。
4月から始まり、6月実施の試験を目標に行っているので時間に限りがあるため、一部を集中的に講義・演習しています。
やはりみんなを悩ますのは法令関係。保安距離だとか製造所などでの危険物の取り扱い、各種届け出など普段の生活でなじみのないことばかりでてきて、なかなか感覚がつかめないようです。
中間試験も来週と目前に迫り、普段の学校の授業・実験の傍ら、資格取得を目指した勉強の時間をとるのは難しいですが、あと約2週間がんばってください。
そうそう、教室で「中間試験と危険物の試験、どっち優先する?」みたいな会話を耳にしました。もちろん資格取得も大切ですが、本校のような2年制の専門学校は1年次の成績が就職活動を大きく左右します。決して学校の勉強をおろそかにしないでください。では健闘をお祈りしています。
written by 『ドラ一郎
30 今日は、1年生の「基礎化学実験」の{固体の密度}を担当しました。実験室は閉め切っているので、とりわけ暑かったです。
同じ実験室で、2年生が「食品化学実験」〜高速液体クロマトグラフでL−アスコルビン酸の定量をおこなっていました。
1年生は自分達の実験に集中していましたが、操作の間にゆとりが出来たときには、何をしているのかと少なからず関心を持っていたようです。機器の前に掲示してある説明書等にも目がいっていたようです。廃液の処理をはじめいろいろなことが自然に伝わって行くそのプロセスを垣間見た感がしました。
1年生にとっては入学して2ヶ月、少し心に揺らぎや迷いが生ずる時期ではありますが、暑さをものともせず、生き生きと活動している2年生の姿に直接触れることによって、また元気を取り戻してくれたのではないかと思いました。私達教職員の励ましはもとよりでありますが、上級生が楽しく元気に頑張っている姿も、大きな支えとなります。自信と誇りを高める原動力になっていると思います。
暑い実験室の中で、意図していない無言の「2年生の熱きメッセージ」が1年生に伝達されたものと確信しました。伝統の力とそれを継承し育む私達の使命の大きさを改めて認識した一日でした。1年生もがんばれ!。

written by 『校長
31 キャピラリーです。今日は応用分析化学科2年生の「環境分析実験」がありました。
私はこの授業で、DO(溶存酸素)、COD(化学的酸素要求量)の測定を担当しています。DO、CODのどちらも、河川、湖、海などの環境水や、排水の汚れの指標として測定されます。
DOは本校のすぐ南を流れている大川の「左岸」と「右岸」の2箇所で採水しました。CODについても通常は大川の水を測るのですが、今日CODを測るグループの学生から、「他の水も測って比べてみたい」という希望がありましたので、学校の排水も測って比べることにしました。
排水は、給湯室や実験室の流し台に流される水だけでなく、トイレの水も一箇所に集められて下水道へと注がれます。採水は一箇所に集められてから下水道へ流れるまでの間で行いました。休み時間になると多くの学生が一斉にトイレを使用しますので、 休み時間と重ならないように採水の時間を設定しました。
ところが流れてくる筈の無いものが・・・。そのとき担当授業の無い先生が、たまたまトイレを使った為に「クリティカルヒット」してしまったようです。 しかし「水の汚れ」を比較するためには良い測定結果が得られました(^_^;)。
ちなみに、川の上流から下流に向かって左の方を「左岸」、右のほうを「右岸」と呼びます。この呼び方は外国も同じようです。
written by 『キャピラリー