2002 February
1 今日は「卒業研究発表」の予行演習日でした。
すでに演習で発表を終えた班と、これから発表する班とでは、全く顔つきが違います。与えられた時間内にうまく発表できるだろうか、また、厳しい質問が出たら「どうしよう。」という不安で緊張が高まっているからです。これまでの長い道のりを、同級生から評価されるからであります。
昨年、1年生の時に、本番の発表会に参加して一応の雰囲気は味わっていましたが、いざ自分のこととなったら「全然違います。」と異口同音の声。ましてや、本番が近づいています。
2/9(土)には、就職が内定している企業の方々や保護者も列席されるのです。もっと厳粛な場となるでしょう。

昨年6月から、班とテーマの決定に取りかかりました。猛暑の中での試薬の発注準備、そして9月から週に2日間、終日卒業実験に取り組んできたのです。スムーズに進まず、ときには意見の対立もありました。それを乗り越えてきた汗と涙の集積の日を迎えるのです。
今、17:30です。全員の発表が終わってから1時間は経っていますが、ほぼ全員が残っているようです。「ここ、どうしよう。」と額を寄せて真剣な話し合いが続いています。担当の先生を取り囲んでいる輪もあちこちに見られます。

おもわず、「まだ8日ある。がんばれ。」と声をかけてしまいました。
written by 『校長』
2 今日も化学分析コースの2年生は卒業研究発表会の準備でした。明日は予行演習です。まだ本番まで1週間あるものの、平日仕事をしている学生たちにとって、準備できるのは今日と明日の2日間のみです。
そんな中、卒業論文の下書きを持ってきた班がありました。提出期限は今月の17日。完成が早すぎるのでは?と思いつつ読んでみると、さすがに報告書等を書き慣れている、図や表の表現も工夫している。でも、読み終わると何か印象に残らない。彼らの思いの丈はよく伝わってくる。なぜか?
そうか!この論文は研究論文になっていない、と気づきました。実験データを基に客観的な判断をしていないのです。「せっかくこれだけの実験データを積み上げたのに。」と思い、ワンランク上の論文にするため、久しぶりに「鬼の○○」と呼ばれることを覚悟しつつ、早速添削にかかりました。
添削すると原稿は見る見るうちに訂正で真っ赤になってしまいました。でも、きっと彼らなら、1週間で訂正できるでしょう。
また、1年生は、定性分析実験の最終試験がありました。15種類の金属イオンの内、与えられた試料溶液に入っている5つの金属イオンを見つける試験です。結果は様々でしたが、ほとんどの学生がほぼ合格ラインに達したようです。中には全問正解者も!
多くの学生が、国家資格の技能士「化学分析」の実技試験を合格する力を付けています。試験を受けるときまで、その実力を維持してくれることを祈っています。
written by 『Syuuriya
3 今日の一年生の実験テーマは「沈殿滴定」。塩素の量を確認する実験でした。これは、銀と塩素が反応して塩化銀が沈殿する反応を利用した方法です。この実験は溶液の色の変化がわかりにくく、みんな何度もやり直して納得がいくまでやりこんでいました。中には、計算で滴定量を求めてから実験を行うしっかり者まで登場し、何とかみんな色の変化を見分けることができるようになって、あれやこれやで無事終了。
かたや二年生も、来週の土曜日の卒業研究発表会にむけて予行演習!!
それぞれの研究内容のOHPを作成し、本番さながらに練習していました。我が班はというと・・・それは見てのお楽しみ。大丈夫かいな?
ともあれ、何とか練習を終えて、再びOHPの手直しに励んでおりました。
来週はいよいよ発表本番、2年間の集大成。みんながんばってや!!来週を楽しみにしています。
written by 『モデラーメン
4 今日は平日コースの「卒業論文提出締切日」でした。締切5分前に提出した学生もおりましたが、なんとか全員期限内に提出しました!
学生が残っていない学校の前には、主を待つ自転車が何台が残されています。ちょっと早い「打ち上げ」が天満橋界隈で執り行われているのでしょうが、あまりハメを外して残り時間を浪費しないことを願います。
明日からは発表OHP、発表原稿の作成や練習が残っています。発表会は2年間の総仕上げです。その為にも今出来るだけのことをして貰いたいのです。最後の4日間を無駄に過ごして後悔することのないよ うにね。
また、応用分析化学科1年のT君が、就職試験の応募書類をもって相談に来ました。2年生の指導に追われていた私ですが、もう既に「新2年生」の就職活動が始まっているのです。新2年生諸君、一丸となって
頑張りましょう! 
written by 『英国チャレンジャー号
確かに1年生の就職活動はもう真っ只中で、とある企業からは、「日本分析の学生は特別な指導を受けてるの?」と学生に質問頂くほど、本校学生からの資料請求などの問い合わせが多いそうです。「クラスメイトに声かけて、全員で就職説明会に行くねん。」とやる気満々の学生も。 (^-^)V
就職活動が決して楽とは言えない時代。しかし、本校学生は、それを乗り越える体力がつきつつあると思う今日この頃です。
written by 『かりめろ
5
今日は本校創立20周年記念行事として、「ハラタマ博士胸像除幕式」と、「記念講演会」が開催されました。「ハラタマはかせぇ(?_?)」ってお思いでしょうが、明治時代、日本で初めて設立された化学の学校で、教鞭を執られたオランダ人化学者なんです。
その学校を「舎密局(せいみきょく)」と言うのですが、何と!本校から歩いて10分ほどのところにあったそうで、当時の精神を受け継ごう!と、博士の胸像が本校に設置されました。
記念講演会のテーマは、「大阪の化学のはじまり」。学生も参加して、熱心に聴講していました。

と思ったら、終了後、三々五々登校してきた学生は、「ハラタマ博士」の胸像を触ること触ること・・・。「なんかご利益を」とか「これで賢くなる」とか勝手なことを言うてました。お地蔵さんやないっちゅうねん。でも胸像って触れば触るほど光沢が出て良いらしいですよ。
ところで、本校では卒業研究発表会前なのに風邪が流行っています。すくろーす先生も、Peaches先生も、SSサイズ先生もダウン気味。胸像に願掛けしておきました・・・。
written by 『かりめろ
講演を聴く学生
6 今日は、私が卒業研究を担当している「娘5人組」が、発表会の最終チェックにやって来ました。
練習が終わった後、学生が何やら騒いでいます。見ると、卒業実験中に撮った白衣姿のスナップ写真でした。
学生は、「卒研始まって、たった半年しか経ってないけど、この頃からすると私たち成長したよなあ」としみじみ語っていました。それを聞いて、「成長したと思ったら卒業かぁ。2年間って早いなぁ。」と、ちょこっとだけおセンチになる“すくろーす”であった・・・。(TT)
しかし、出会いと別れは同時にやってくるとは良く言うもので、彼女たちの練習後、本校へ入学希望の青年が見学にやって来ました。
大卒で現在フリーターという彼は、「大学の4年間は長すぎました。中だるみしすぎて今はフリーターです。」と切々と語っていました。学校見学の最後に、「2月中に出願します!」と言って帰られ、“おセンチ すくろーす”も新しい出会いに、ちょっぴり元気を取り戻せました。ちなみに彼はインターネットで本校のことを知ったそうです。
「せんせの日記」の読者にもいつかは会えるのかなぁと、思いを馳せる私でした・・・。 (今日は笑い命のすくろーすも、オチ無し&しみじみ系で攻めてみました。どんなんかなぁ)
written by 『すくろーす
 
7 こんにちは。久々にいつもの調子が復活してきたSSサイズです。 しばらくの間風邪にかかりダウン気味でしたが、もう万全の体勢です。
今日は、卒業研究発表会の練習で、 “コッテリとしごいてやろう”と思っていたのに、担当する学生がなかなかやって来ません。 夕方になって、やっと来たと思ったら、明日に約束をして帰っていきました。今夜、家で特訓でもするつもりなのかしら。明日が楽しみ(^^)。
そんな中、別の女子学生が、最近本校で噂の(?!)ハラタマ博士の胸像に触るわけでもなく、 掃除しているわけでもなく、見つめているのを発見!!ちょっと不思議で、思わず笑ってしまいました。
その女子学生は、ハラタマ博士の胸像がとても気になるそうで、側に近づいてしまうそうです。ちょっとハンサムだしね(うふふ)でも、夜の戸締まりをしているとき、人の気配を最近よく感じるのよね。 ちょっと不気味・・・。本校に来たときは、ぜひ見て、触って下さいね。

written by 『SSサイズ 
8 最近、本校の教務室では風邪が流行っています。数名の先生方がごほごほ言ってます。私、ポリフェノールも同様で、体調もいまいち。
しかし、明日は大事な卒業研究発表会の当日なので、泣き言は言っていられません。
ほとんどの2年生が登校してきて、発表の練習や最後の打合せをしていました。私の担当でも、K君とSさんの班、N君とM君の班が練習を見て欲しいと言ってきました。
明日は、K君の内定先の企業の方が来られるほか、Sさんの高校の先生と友人がわざわざ九州から来られるそうです。
「うまく発表できるだろうか」、「どんな質問が来るのだろうか」と不安がっていましたが、あれだけ練習したのだから大丈夫です。 自信を持って発表して欲しいと思います。
written by 『ポリフェノール 
熱さまシートを貼ったまま仕事する人って初めてみました。Peaches先生・・・ (‥;)
そうそう在校生からメールが来ましたので、原文のまま掲載します。↓
written by 『かりめろ
「こんにちは、私は1月25日のすくろーす先生のお題となった男、生化学分析学科1年M君ですわ。 本人に断りもなく日記のお題にするなんて.......................。  私からこれから後輩になる皆さんに言いたいことは「就職は足と笑顔を使え!」かな、 じゃあ!またね〜〜〜。 」

written by 『生化学分析学科1年 在校生M君
9 無事に卒業研究発表会を終えることができました。ほぉ〜(シアワセのため息…)。この日を迎えるまで、真面目にコツコツ実験や発表の練習をした人も、そうでない(?)人も、立派に発表して質疑応答に答えてました(ちょっと褒めすぎかなぁ?)。
遅刻の常連サンも今日ばかりは8時すぎに学校にきて、教室で練習をしてました。1日、ドップリと卒業研究発表会に浸りながら、彼らとのこの2年間が走馬燈のように思い出されました。お互いにどこか距離をおいたよそよそしさがあった担任をしだした頃のこと、「先生、わたし高校のとき化学の授業受けてへんから、化学わからへん。」と半ベソかきながら元素記号を覚えていた学生と放課後、化学式の書き方や計算を勉強したこと。
ときどき「大丈夫かいな?」と思っていた学生がピシッとスーツを着て、発表をしている姿をみて、「めっちゃ、成長したやんか。立派なプロやなぁ。」とマミィPeachesはしみじみと目を細めるのでありました。
私が担当している3班とのバトル(?)の日々も思い出しました。お互い意見が食い違ったり、途中でいやになって投げ出しそうになったワルガキ達を叱りとばしながら、「一緒に」今日を終えられたこと、シアワセに思います。彼らと握手をかわして健闘をたたえました。
多くの企業の方々、高校の先生方、保護者の方々、OBの来校をいただき、みんなで準備してきたかいがありました。学生たちもホントにシアワセ者ですね。
でも、この大イベントは年に1回で結構でゴサイマス(笑)。しょっちゅうあったら、かりめろ先生が日記に記されていたようにシートが何枚あってもたりませ〜ん!!
written by 『Peaches 
ちょっと長くなりますが、今日発表を終えた学生から、「つぶやきメール」が来ましたので、原文のまま掲載します。↓
written by 『かりめろ
今日は本当に疲れました。(´д`;) 先生方も体調不良の中、本当にありがとうございました。
やはりトリということで、たくさんの来賓の方、先輩、後輩、先生、クラスメイトが見てて緊張はしましたが、2年間の集大成をみなさんの前で発表することに、ちょっぴり楽しさを覚えました。質問に的確に答えられなかった事には少し悔いは残りましたが、みなさんが真剣に見てくれてたので、とてもやりがいのあった発表になったなぁと思います。
もう、学生生活もこれで終わりかと思うと、嬉しいような悲しいような・・・。さらに、春まで白衣が着られないと思うと、実験依存症が・・・(笑) 「自分はこれほどまでに実験が好きだったのか!?」と、今改めて実感しているところです。
それでは今日はこの辺で・・・え?私は誰かって?私はココのサイトの一読者です。今日の発表会で、一日中緊張しっぱなしで生化学分析学科のトリをつとめさせていただいた者です。 ちょっと今の気持ちをつぶやいてみちゃいました。(≧▽≦)>
written by 『生化学分析学科2年 在校生Sさん
10 昨日の卒業研究発表会では、平日のコースと土・日開講の化学分析コース、併せて6つのグループを担当していたSyuuriyaは、一日中、緊張の連続でした。
化学分析コースでは、今日も来週の卒業論文提出(2月17日が化学分析コース卒業論文提出締め切りです)を目指して最後の仕上げを行いました(卒業論文は、永久保存。本校の資料室には、1期生から今までの全ての卒業論文が揃っています)。
既に下書きが終わっているグループは、気持ちに余裕があるのかなかなか作業が手に付きません。「まだまだ終わってないぞ、昨日の発表会で指摘されたことは改善しないと発表した価値がないぞ」とハッパをかけたのですが、少し目を離した間にパソコンでゲームを始める始末。これには、日頃温厚な?Syuuriyaも激怒!もちろん、平日は社会人である学生たちは、すぐに非を悟り態度を改めてくれました。
一方、まだ下書きができていないグループは、昨日の発表会で先が見えたのか、見違えるように生き生きと論文作成をしていました。今日の頑張りでどうやら提出締め切りには間に合いそうです。 まさしく、昔話の「うさぎとかめ」ですが、担当のSyuuriyaとしては、17日の締め切りに揃ってゴールしてくれることを願っています。
written by 『syuuriya
お知らせ 9日(土)の卒業研究発表会をもって、平日コースの学生は、完全に春休みに入ります。
それに伴い、「せんせの日記」も学生が登校しませんとネタがあまりありませんので、毎日更新の可能性は少なくなります。
ただ、学生に動きがあった日は、必ず更新しますので、定期的にのぞきに来て下さい!m(_ _)m
また、ご愛読いただいている皆さん。たぶん在校生や卒業生も数多くいると思いますが、「皆さんの声」もぜひこの日記で紹介していきたいと考えています。どうぞ遠慮なくメールを下さい!お待ちしています。(^-^)/~~

written by 『かりめろ
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12 春休みに入るため、毎日の更新ができないと「かりめろ先生」が告知したにもかかわらず、早速更新します・・・(笑)
今日は、「有機溶剤作業主任者」技能講習の一日目がありました。船舶、車両、トンネルなどの通風の悪い場所で、有機溶剤の製造や取扱作業を行う場合の指揮・監督などを行うのに必要な国家資格なのですが、本校学生の希望者が例年多く、(社)大阪労働基準連合会にお願いし、特別に本校学生だけで講習を実施していただいているのです。
就職活動に備え、各種資格取得に勤しむ1年生が、神妙な面もちで会場に集まってきました。この資格を取得するには、今日の講習の後、明日の修了試験に合格しなければなりません。みんな居眠りせず受講して合格してくださいよ。
学生が受講している間に、京橋の(社)大阪労働基準連合会まで、1月に実施した「特定化学物質等作業主任者」技能講習の修了証(75人分)を受け取りに行って来 ました。流石、75人分の修了証です。本当の重量以上にズッシリしておりました。1年生の皆さん、明日の技能講習の際に配布しますね。お楽しみに!(早速、履歴書 に書いてくださいね!)
written by 『英国チャレンジャー号
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14 春休みに入って登校してくる学生は少なくなって、ちょっとさみしい気がします。とくにPeachesの場合、担任の学生が卒業を迎えるので感慨もひとしおかな。
今日、職員室に入ろうしたとき、背後から「先生!あのぉ」って聞き慣れた声。私は振り返ることなく(ここがミソ!)、「学割の申請やね」って聞くと、その男子学生は少しビックリした様子。
夏休み、冬休み、春休みとになると実家に帰る学生で「学割申請」が急に増えます。カレも常連なので、私はピン!ときました。見ると、申請理由に「卒業式に出るため」とのこと。
そっかぁ、卒業式までは、社会人新生活のための準備と遠距離恋愛をしていた彼女と久しぶりに逢えるし、学生生活最後の長期の休みを満喫してくるんだな。そして、最後の締めくくりとして、卒業式に富山からもどってきてくれるんだと思いました。
こうして、カレの学割申請をするのも最後かなと思うと、いい2年間だった、うわべだけの先生と学生というのではなく、学生もいろんなことうち明けてくれて、大げさかもしれないけど、「心が(少しだけでも?)通じてる」って感じる一瞬でした。

written by 『Peaches
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16 今日は、朝から化学分析コース1年生のA君が求人票を見ていました。先週到着分の会社をチェックしているようだったので声を掛けてみると、詳しい求人内容が知りたいとのこと。A君は平日、派遣社員として分析の仕事をしているが、正社員としての転職を希望しています。
また今日は、化学分析コースの入学説明会がありました。最近感じることですが、参加者の年齢層が去年と比べて高くなっています。今回は、私より年上の方も参加されていました。
以前に「技術屋に定年はない!」との名言?を聞いたことがありますが、まさしく、「これからの実力主義の社会、責任は重大!」と思わず姿勢を正した一日でした。
written by 『Syuuriya
17 今日は化学分析コースの卒業論文提出締切日です。教室は、朝から緊迫感が漲り...と思いきや、いつも通りに和やかな雰囲気です。
ほんとに大丈夫かな、間に合うかなと心配しつつ、午後からの卒業実験最後の授業が始まると、一転、真剣な表情に変わりました。
これなら安心、と思っていると1時間ほどで担当している班の学生から論文の提出がありました。残り、2班です。今日の提出期限に間に合わないと留年の可能性もあります。やきもきしていると、締め切り1時間前に1班、そして最後の班は、締め切り15分前に提出しました。これで、どうやら2年生全員揃って卒業できそうです。
それにしても、提出が終わって、晴々とした顔をして帰っていく学生たちを見て、「本当に精一杯頑張ったんだな」と柄にもなく少し胸が熱くなったSyuuriyaでした。 あとは、来週からの期末試験です。私の担当科目は結構難しいぞ!

written by 『syuuriya
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試験に取り組む学生たち
今日は、「化学実験技能検定試験2級」の実技試験が行われました。
これは、化学分析分野の最高峰の実技国家資格である「化学分析技能士」の試験内容に準じ、本校内で学生の技術力を評価するために実施しているものです。
試験内容は酸化還元滴定とキレート滴定という実験。
学生はみんな気合いを入れて勉強してきたようで、テキパキ実験していました。
今日の受験者の中には、半年前に3級を受験した学生も数多くいましたが、彼(女)らの技術の向上ぶりには目を見張るものがありました。
ただ、データ処理が難しい問題だったので、悪戦苦闘する人もいました。
試験が終わると、ガッツポーズをする学生もいれば、肩を落として帰っていく学生も・・・。
今日の試験で思うような結果が得られなかった人は、明日の筆記試験で挽回してほしいと思います。
校長先生が試験前に学生達におっしゃっていました「チャレンジする心が大切です」と。

written by 『オレンジライス』
20 今日は、2年生担任のオレンジライス先生、Syuuriya先生と私とで“分友会”の各クラスの幹事を担任推薦しました。
“分友会”とは、本校卒業生のOB会のことで、年1度総会が開催されます。また、2年生の就職活動のサポートとして、在校生との交流会で就職活動の実体験や現在の仕事のことなど、ナマの情報を提供する大役も果たしていただいてます。
さぁて、栄えある名誉は誰の手に??

written by 『Peaches
1年生の応用分析化学科に在籍するO君の出身高校から先生が来校されました。
数名、進路が未決定な生徒に対し、正確に進路を指導するためだそうで、O君が昨年夏、母校であるその高校を訪ねた時の成長振りを見て、「日本分析とはどんな?」となったようです。
そうそう、成長と言えば、卒業を間近にしている成長しきった2年生のO君から、こんなメールが届きましたので掲載します。↓
それにしても今日は“ダブルO君デー”でした・・・。
written by 『かりめろ』
こんばんは、ご無沙汰しております。応用分析化学科2年のOです。今日、自宅に卒業研究発表時のスナップ写真が届きました。綺麗に写っていて、本人は満足しています (^o^)  とは言え、発表では質問に満足に答えられなかったのが今でも残念です。
先生方のお陰をもちまして、無事に就職も決まり(ちょっと遅かったですが…)、学校も卒業出来ます。本当にありがとうございます!
HPの「せんせの日記」、楽しく読ませて頂いてます。内部を知っているので、2倍楽しいですね(^o^)。
今日はこれで失礼します。お体に気をつけて、お仕事頑張ってください!

written by 『応用分析化学科2年 在校生O君
21 春休みだからと言って、1年生はのんびり・・・と言う訳ではない今日この頃。企業の就職説明会がほぼピークを迎える現在、毎日入れ替わり立ち替わり学生が相談にやって来ます。もちろん、4月以降、学校推薦というシステムはあるのですが、多くの学生は自主的に積極的に就職活動を進めています。
今日は生化学分析学科の4名の女子が、「就職試験で経験する可能性のあるグループディスカッションの練習をするから評価して欲しい!」とやってきました。

かりめろ:「事前にディスカッションするテーマぐらいは決めとこうか?」 グループ代表:「いいえ。本番と同様、当日その場でテーマを与えて下さい」というくらいの強者です。練習も無難どころか、しっかりしたものです。「学生と社会人との違い」をテーマに、1時間途切れることなく、討議し、しっかり結論を導いてました。
まず、「練習を見て下さい!」と言いにくる学生は、特に問題ありません。あるとすれば、今まで一度も私たち教員に就職活動の相談に来ていない君っ! 春休みでも門戸は開いてるから、些細なことでもいつでも相談に来なさい! なっ。
PS:応用分析化学科2年のSさん。お菓子ありがとう。
written by 『かりめろ』
22 今日は「バイオ化学英語」の補講日。対象は2名の学生、しかも私のクラス。広い教室にポツンと座ってました。
「おはよう、今日は単語大会やでぇ」。 基礎的ではあるが、薬品を扱って行く上で大切な専門英語と、バイオ系で必要な英単語を10個ずつ5分間で必死で覚える。そして黒板に単語を書いていくというセットを7セットしました。
…やればできるやん。…普段少々オサボリ気味の彼ら。長時間勉強するのは、大変だけど5分間だけめっちゃ集中してみる。それを何セットかする。結構覚えられるんだな、これが。久しぶりに彼らの必死な姿をみたような気がする。
written by 『Peaches』
23 今日から土日開講の化学分析コースでは、今年度最後の試験である後期期末試験が始まりました。2年生の最初の試験は、Syuuriyaの担当する「機器分析法U」の試験でした。試験範囲は、熱分析装置、元素分析装置、クロマトグラフです。
熱分析装置は、試料に熱を加えながら重さや温度を測定する装置。元素分析装置は、試料中の炭素、水素、窒素の量を測定する装置です。最後のクロマトグラフは、混ざり合った試料からそれぞれの成分を分離して取り出す装置で、1年生の時に学んだ復習です。
先週予告したとおり、腕によりをかけて問題を作ったのですが、みんな結構解けていました。このせんせの日記を読んで慌てて勉強したのでしょうか?
written by 『Syuuriya
こんにちはー!またまた登場、生化学分析学科1年M君です!こりもせず(笑)、今日もある製薬会社の説明会に行ってまいりました。
二回目ともなると場慣れしたのか、あまり緊張はしませんでした。どこの説明会も流れは同じみたいで、「ふーん、へぇ〜」と 思いながら、ビデオや人事の方の説明を聞いてました。
そして、本日のメインイベント(俺だけかなぁ)質疑応答の時間が始まりましたが、手をいくら上げてもあたらない、とにかくあたらない、しかもあたる人とくりゃあ、○○大学とか××大学院とかばっかし...........。専門学校っていうのも少しはずかしいなぁと思い始めましたが、「いや!俺は今、日本分析化学専門学校という看板を背負ってここに来てるんや!」と思い、必死で手を上げ続けました。そして、手を上げて17回目で(ちゃんとカウントしてた)で、どの学生よりでかい声で、「日本分析化学専門学校の〜」と質問を始めました。
そして、最後はあえてマイクを使わずに質問に答えてくれた人事の方に 「ありがとうございました!!」とお礼の一言を自分の声だけで何十メートル離れた場所から言いました。
たしかに俺が学校の名前を言った瞬間ざわめきが少しありましたが、何も恥ずかしいことはない、逆に専門学生のほうが目立ててええんちゃう?と思いました。これからもどんどんこの学校の名前を自信をもって言っていきたいものです。それでは!
written by 『生化学分析学科1年 在校生M君
↑校正なし、原文のまま掲載できる文書表現もなかなかのもんやな、M。
written by 『かりめろ  
24 今日は、化学分析コースの後期期末試験2日目ですが、1年生は午後は平常授業です。
化学分析コースでは、試験期間を設けずに授業が一定の回数行われたら定期試験を行います。結果的には、ほとんどの教科で試験の時期が一緒になるのですが、時々、今日のようなことが起こります。
でも、学生の評判は良いようで、一日に4つも試験を受けるより、間に授業があった方がいいようです。試験後の授業はみんな晴れ晴れした顔をしていましたが、しばらくすると居眠りが始まります。疲れているんだなと思いつつも、この「安全衛生」の授業も次は試験だぞ!とより授業にも熱が入りました。
今日の授業内容は高圧装置、高温装置、低温装置でした。どれも、化学反応や分析には欠かせない装置です。授業は、あと1回だけれども、2年生になるまで、しっかり覚えておいてくれるだろうか?と、珍しく少々不安なSyuuriyaでした。
written by 『syuuriya
25 最近鼻息荒く、涙もろいPeaches先生の日記が多いようですね(笑)。
さて、本日は久々に登場の「すくろーす」が、今日のニュースをお伝えしまーす。
去る2月2日(土)に行われました「中級バイオ技術認定試験」の結果が本日発表され、7名受験し、5名が合格。残念ながら2名が不合格となりましたが、その2名もほんとに惜しい結果でした。
また、今回の試験は全国で約1400名の受験者があったそうですが、合格した5名のうち1名が、なんと全国ランキング第3位という優秀な成績を修めました!! 『すばらしい!!』 \(^o^)/ 彼(彼女)らは全員2年生なので、実際1月〜2月初旬は「卒業研究発表会」や「卒業論文提出」など、かなりハードスケジュールだったと思います。にもかかわらず、皆とてもよく頑張りました。(ToT)こういう学生の姿を見ると、「偉いなあ」と思うと同時に、「私も学生のためにもっと頑張らないと!!」と思うのです。
突然ですが、『あなたは何ができますか?』。
この質問にあなたはすぐに答えることが出来ますか?資格は、自分の知識や技術(自分は何ができるか)を第三者に客観的に示す大切なツールです。本校ではこの質問に答えられるように学生全員資格取得に頑張っています!
written by 『すくろーす
26 今日は私が担当しているクラスの学生が、就職活動の報告や企業調査に「たくさん」登校してきた一日でした。他の先生から「応用分析化学科1年は登校日ですか?」って聞かれる始末です。いつもは2〜3名ぐらいなのですがね。
彼等に話を聞くと、半分ぐらいの学生が梅田や本校近くにあるOMMビルで行われた就職合同セミナーに参加してきたとのこと。会場には新卒者の他に既卒者、転職希望者も多く、会場全体にピリピリとした雰囲気が漂っていたそうです。ある意味、良い刺激を受けてきたようです。
他の半数は、応募書類の準備、試験対策、会社説明会のエントリーについての相談でした。私の教務室滞在時間は1時間ぐらいだったかな。忙しかったです。(笑)
学生達のテンションも高まってきました。さぁ、来週からは模擬面接実習が始まります。私達も学生の期待に応えるべく気合いを入れて頑張ります。20期生のみなさん、85年のタイガースの如く、「一丸」となって全員の内定を勝ち取りましょう!
追伸:地方出身のみなさん、たまには連絡くださいね。永らく会っていない近畿圏の学生の皆さん、たまには顔を出してくださいね。
written by 『英国チャレンジャー号』
27 さて久々登場のドラです。今日は統計解析の補講日。対象者は2名でした。
今日はメンバーも少ないので、「判らない」を持ち越さないことを目的にマンツーマンで問題を考えてみました。結果としてどうやら二人ともある程度理屈は判ってくれていたのですが、どうも道具の扱い方に問題があったよ うでした。計算機が上手く扱えてないのです。
統計解析の授業では、ルート(平方根)の計算ができる普通の電卓があればなんとかなるんですが、「関数電卓」の購入を強く勧めていました(大きめの電気屋さんで買えます。\2000位で充分いいものがあります)。
関数電卓は指数や対数、三角関数などをバリバリ計算してくれる賢い電卓で、もちろん普段の実験のデータ処理にもムチャクチャ役に立つ機械なので、ぜひ持ってて欲しかったんです。
しかし、A君は普通の電卓しか持っていないとのこと。なんどもなんども計算するのですが、長い式になるとどうしてもタイプミスをしてしまうみたいで、なかなか全問正解になりませんでした。こういう場合も関数電卓は非常に便利で、自分の入力した数式が確認できるんです(できない機種もあります)。 試しに私の関数電卓の使い方を少し説明し、それで計算してもらったところ確実にミスが減りました。
B君はうってかわって、高校で使っていたというポケコン(関数電卓よりさらに数倍賢い小型コンピュータ)を持って来ていたのですが、ちょっと使い切れていない様子でした。でも、いくつかポケコンのクセを教えた上で例題をやってもらうと、勘を取り戻 したのかきちんと計算できるようになってくれました。こうなるとあとの問題も速いものでスラスラ〜っと解いてしまいました。最初は『?』マークが浮かんでいたB君の表情もすっかり明るくなって、こちらも嬉しくなってきました。さぁ、これで二人ともデータ解析の基礎力は身についたはず!?

written by 『ドラー郎』
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