実験A-45 <水面に文字を浮かべてみようの巻>
- 投稿者
- 日本分析化学専門学校
- 所要時間
- 20分
- 使用器具・薬品
- 【使用器具・薬品】
○器具
・プラスチック下敷き 1個
・コップまたはビーカー 1個
・ヘアドライヤー
・洗面器またはバット
・油性ペン(お好みの色をご用意ください)
○試薬等
・洗濯のり
(PVAポリビニルアルコールの入っているもの)
・水
【材料の入手方法】
・洗濯のり
(スーパーやホームセンターで購入)
(1個:189円)
・プラスチック下敷き
(スーパーやホームセンターで購入)
(1個:100円)
- 洗濯のりと水を8:2で混ぜたものをコップに準備します。
- 下敷きの上に上記①の液体を約10mlたらし、まんべんなく広げます。うまく広がらなかったら、指で伸ばしてもOKです。
- 上からまんべんなくドライヤーで熱風を送り、洗濯のりから水分を飛ばして薄いシート状に乾かします。
- 全体に乾いたかどうかを確認した後、油性ペンで好きな文字や絵を描きます。
- できあがった洗濯のりシートをゆっくりはがします。
- バットに水を張り、絵や文字を書いたシートを浮かべます。何も書かれていない部分は水に溶けますが、油性ペンで書かれた部分は水に浮かび続けます。
- 洗濯のりにドライヤーをあてるとき、隅の方が固まり切らないことがあります。このときは、乾いた部分だけに文字を書くようにしてください。
- ペンで文字を書くのは、下敷きから膜を剥がす前でも剥がした後でもOKです。細かい文字よりも、塗り絵のように広い部分を塗った方が、水面に長く浮かび続きます。(写真参照)
- シートを水面に浮かべるときは、バットの水を波立てないようにしてください。せっかく浮かんだ文字が一瞬にして崩れてしまいます。
【なぜ文字が残るの?】
洗濯のりには「PVA」、つまり「ポリビニルアルコール」というプラスチックの一種が含まれています。これは水に溶ける性質があります。水分を飛ばすことで、乾いたシート状にすることができますが、水に触れると速やかに溶けてしまいます。一方、シート上に油性ペンで書いた文字や絵は、水に溶けない成分です。その結果、PVAが溶けても油性インクの部分だけが水の上に残って浮かぶのです。
参考文献
株式会社 ア・メイズ「おもしろ理科実験」ホームページ(http://www.a-maze.co.jp/eyela_exp/exp/ex-200602.html)
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文字だけがぷかーと浮かんでいます。
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下敷きから剥がしたPVAフィルム、ここに文字を書きます。
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下敷きの上の洗濯のりを乾かすと…PVAフィルムが出来ます。