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実験B-41 <ポカリが忍者になった!?の巻>

投稿者
日本分析化学専門学校
所要時間
10分
使用器具・薬品
【使用器具・薬品】
○器具
・三角フラスコ(200ml) 1個
・ゴム栓 1個
・天秤  
・メスシリンダー(100ml)
・駒込ピペット(1ml)
・薬さじ
・薬包紙

○試薬等
・ポカリスエット 30ml
・水酸化ナトリウム 約1g
・メチレンブルー(0.1%)0.5ml

【材料の入手方法】
・水酸化ナトリウム(薬品会社に購入依頼)
 (500g:1100円)
・メチレンブルー(薬品会社に購入依頼)
 (25g:3600円)

1. ポカリスエットと水(イオン交換水)70mlを200ml三角フラスコに入れます。
2. 天秤で水酸化ナトリウムを約1g計り取り、1の三角フラスコに加え、ゴム栓をしてゆっくり振り混ぜて溶かします。
3. 0.1%メチレンブルー水溶液を0.5g加え、ゴム栓をして軽く振り混ぜて静置します。
4. 10~20秒でメチレンブルーの青色が消えます。
5. ゴム栓をしたまま上下に激しく振ると再び青色になります。
6. また静置すると10~20秒で色が消えます。
7. この反応は繰り返し行うことができます。

1. 青色→無色→青色の反応は溶液中の還元物質がなくなるまで繰り返し行えます。
2. 溶液が手に付いた場合は、すぐに洗うようにしてください。
3. 粉末タイプのポカリスエットで行う場合は、3gと水酸化ナトリウム1gを水100mlに溶かして同様 に行うことができます。

○なぜ色が付いたり消えたりするの?   
メチレンブルーは本来青い色素ですが、ポカリスエット中のグルコースとビタミンCによって還元され無色のロイコメチレンブルーとなります。 しかし、フラスコを振り混ぜると空気中の酸素によって酸化され、再びメチレンブルーの青い色に戻るのです。そのまま放置すると、再び無色になります。
ちなみにビタミンCのみで試してみると、最初のうちは色が消えるまでの時間が短いのですが何回目からは急に消えなくなります。