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-実験 NO.171-

実験B-17 <ぐんぐん伸びる結晶を見てみようの巻>

所要時間
20分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

【使用器具・薬品】
・酢酸ナトリウム三水和物(約10g)
・シャーレ
・ 試験管
・ ビーカー
・ 薬さじ
・ ピンセット(プラスチック)

【材料の入手】
・ 酢酸ナトリウム三水和物(500g:1,100円)

実験の手順

  1. 酢酸ナトリウム三水和物10gを試験管に取り、水2~3mlを加えて完全に溶かす。 ※ 溶けにくい場合は、ビーカーにお湯をはり、湯煎にして溶かす。
  2. 溶けた酢酸ナトリウム溶液をシャーレにすべて流し込み、室温まで冷ます。
  3. 冷めたら、シャーレの真ん中に酢酸ナトリウム三水和物の結晶(小片)を落とす。
  4. 針状結晶が放射状にスルスルと伸びる。

アドバイス

  1. 黒い机の上でやるときれいに見える。黒い机がない場合は、黒い画用紙の上でやると良い。
  2. 水の添加量と、再結晶の様子および結晶がシャーレの壁に到達するまでの時間の関係を調べることで、さらに発展した実験となる。下表を作成させる。
  3. 記録に残すのであれば、ビデオで撮影するのが望ましい。

解説

  1. 室温まで冷やすと、由お液は三水和物としては過飽和状態になっている。しかし、無水物としては、まだ飽和状態になっていないことがこの反応の“ミソ”になっている。
  2. 操作3で、三水和物の結晶の小片が酢酸ナトリウム溶液に添加されたとき、過飽和状態が破れ、結晶化が起きる。
  3. 結晶をそのまま温めて溶かすのではなく、少し水を入れて溶かした液の再結晶は、ゆっくり結晶していくので観察しやすい。
コメント(2件)

日本分析化学専門学校 管理者

(2009/10/13)

ご指摘ありがとうございます。
「由お液」は「溶液」の誤りです。
申し訳ありませんでした。

M.O.

(2009/09/14)

由お液って溶液の間違い?

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