医薬品分析コース卒業研究

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食虫植物の消化液における酵素活性および抗菌性評価

食虫植物から医薬品!?

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食虫植物「ウツボカズラ」は「落とし穴式」の食虫植物で、小動物を取る捕虫器の中には消化液が入っています。このウツボカズラが自生している地域の人々は、その分泌する消化液を水の代わりに飲んだり、目薬として利用したりしています。つまり、経験的に身体に何らかの生理活性を与えていると考えられていました。そこでこの研究では、世界で初めて、化学的にこの消化液を10種類分析してみました。 その結果、10種類のうち何種類かは消化を助ける効果や抗菌効果が見いだされ、大変興味深い結果となりました。この研究をさらに深めることで、消化液成分を医薬品材料として活用するなどの発展が期待できます。 本研究成果は、全国工業専門学校協会「第3回 学生成果報告会」でも発表しました。

過去の卒業研究テーマ事例

  • UV検出器を用いたHPLによるアミノ酸分析法の検討
  • 薬用石鹸に含まれる抗菌性物質の評価
  • LED光による植物の薬効成分生産
  • 卵殻膜由来の細胞接着性タンパク質の抽出と分析
  • 香辛料の機能性に関する研究
  • サプリメントに含まれるビタミンCの安定性評価
  • 生体親和性薬物放出制御システムの構築

など