アミノ酸は医薬品や食品・化粧品などさまざまな製品に含まれているため、分析対象としてニーズが高い物質です。しかし、高価なアミノ酸分析装置を所有する企業や研究室は限られています。そこで、学校などでも所有している汎用的なHPLCを用いたアミノ酸分析を普及したいというのが研究の始まりでした。研究の結果、OPAでアミノ酸を誘導体化し、ODSカラムを用いることでシステイン以外のアミノ酸を検出できる分析法を開発しました。さらに、すべてのアミノ酸が一度に検出でき、コストや時間を意識した分析法の開発を続けたいです。機器分析の基本を学んだからこそできることだと自信がつきました。
など